国連大学前で行われたイベント、「
青山コモンズ」をのぞいてみた。青山学院大学の学生が中心となって、青山の街の在り方を考えるのがテーマらしい。リースをつくり、東北へと贈る「花綵(はなづな)列島」のワークショップなどが行われた
トークショーでとくに興味深かったのは「花の捨てかた」の話題が出たこと。花は必ずしおれて、枯れる。せっかく生活を彩ってくれたのに、ただポイとゴミ箱に放り込むのは忍びない。なにか方法はないものか。
「公園に行って捨てている」「ていねいに包装して捨てている」といった意見が出た。
なるほど。古くなったぬいぐるみやオモチャを、ただ捨てるのではなく「供養」を受け付けていることを思いだした。
(人形供養ドットコム)「長い旅路の最後に、腰をおろして、一言も喋らず、何が心の中に残されてゆくのかを、ともに考えるのは、アイルランド人の習慣であった。別離の瞬間は、意味深長で記憶に刻みこまれる、儀式のときである。通り過ぎた場所や廃棄されたモノに「さようなら」を言うためにも、心に残るモノとの別離を受け入れるこうした儀式が、私たちには必要である。(ケヴィン・リンチ)」
posted by 瀬戸義章 at 18:14
|
Comment(0)
|
東日本大震災「復興支援と災害廃棄物」
|
|