宮城県石巻市の湊中学校では、大漁旗でつくった法被を着てソーラン節を踊る「湊中ソーラン」の伝統があった。ところが、今回の津波によって法被が流失してしまう。存続が危ぶまれたが、5月28日に、北海道から大漁旗が贈り届けられた。事情を知った漁師が仲間内に声をかけ、2日間で130枚の大漁旗が集まったという。
東日本大震災:北海道の漁師 石巻の中学生に大漁旗贈る(毎日jp)
そして大漁旗は法被に縫い上げられ、8月1日、「石巻川開き祭」のなかで湊中ソーランは披露された。下記リンクははボランティアの方のブログ記事。
湊中ソーラン - いけいけ!!ボランティアナース
一方、津波で流された大漁旗を見つけたNPOオンザーロードも、甦らせる試みをはじめる。泥にまみれた旗をキレイに洗い上げ、法被として縫っていく。よごれがひどく、まとめて使えない布地は、裂き折りで小物をつくっていく。
【ものづくり班】大漁旗を蘇らせたい。
大漁旗と「さをり」織りを使ってものづくり。
もともと、大漁旗はお祝い事のために作られただけあって、1枚5万円するような代物だとか。活かし甲斐がある。