2010年12月09日

ゴミを拾ってバッグに! フィリピンのエコショップ事情

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この小物入れは、ゴミ捨て場で採れた、ある素材からできています。


フィリピンのソーシャル企業 Rags2Richesが、フィリピンのパヤタスゴミ処理場で暮らす女性の自立支援を目的として、作り上げたエコの商品。フィリピンのトップデザイナー Rajo Laurelがデザインしています。

もともとは床に敷く"ラグ"だそうです。捨てられたラグを拾い、の繊維をほどいて、洗浄し、また編みこんで作ったものだそうです。

お値段は大型のもので495ペソ(約1,000円)
小型のものは230ペソ(約460円)

小型のものを一つ買ったのですが、タグに、
This product was exquisitely handcrafted by
Ana aeiqao
と書かれていました。誰かが捨てたラグを、誰かがパヤタスまで運び、誰かが見つけ、Anaが再生し、そして、自分の元に届きました。


この商品を販売しているのは、フィリピンの富裕地区、ボニフォシオ ハイストリートの"echostore"

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おしゃれな店構えです。この店ではほかにも、


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旗を再利用したバッグや(2,249ペソ、約4,500円)、


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ジュースの容器を編みこんで作ったバッグ(540ペソ、約1,100円)
など、さまざまなエコプロダクツが販売されていました。いずれも、フィリピンで活躍するソーシャル企業、NPOが製作したものです。クオリティもいい感じですね。


「ゴミの削減」という観点から言えば、排出される量に比して、こうしたエコプロダクツによって再生される量は少なく、効果は薄いかもしれません。しかし、手元の材料から、収入を得るための、創造性あふれる試みとして、フィリピン各地で、さまざまな企業・NPOが取り組んでいるようです。

#このお店は、フィリピン唯一の日本語フリーペーパー『Primer』の編集部、浅田さんに教えていただきました。ありがとうございます。

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日本人向けに、料理や買い物、イベント情報などが、詳しくまとめられている、月一発行のフリーペーパーです。マニラにお立ち寄りの際は、手に取ってみてください。浅田さん含むガールズに代わって宣伝です!


posted by 瀬戸義章 at 10:14 | Comment(3) | 1カ国目「フィリピン」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年12月07日

Contribution of "Scavenger"

昨日の記事でご紹介したJUNK SHOPに、有価物を持ち込み、売却するスカベンジャーたち。

彼らはどんな風に分別しているのでしょうか。まとめてみました。




まずはアロマゴミ地区での分別の様子。透明なビニル袋の仕分け作業のようですが、驚くべきことに、ロゴマークなど、色つきの部分をカットしています。汚れも布で拭いていて、繊細な作業のほどが伺えます。



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「何してるの?」
「ビニル袋を干しているんだ。そこのTシャツみたいだな。」

コチラは別の場所での作業。
乾かしたビニルは1kg30ペソで売却できるそうです。
JUNK SHOPの相場からすると比較的いい値段かな。

それにしても、どこかで見たことがあるようなキャラです。。
このあと仲良くなって、ジンを一杯おごってもらいました。



こちらはブラタスの農業高校のゴミを取り分けているスカベンジャー。瓶とプラスチックコップのみ取り分けているようでした。

フィリピンに数店舗リサイクルショップを構える、オフィスバスターズさんに事務系の一般ゴミ回収について話を聞くと、
「ゴミは週に2,3度、誰かが来て持って行ってくれる」
「行政の回収車がきたことは無い。収集車もほとんど見ない」
とのことでした。

学校や店舗内の環境をきれいにするにあたって、彼らが活躍していることがうかがえます。


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鉄くずを乗せて自転車をこぐスカベンジャー。交通量が多く、排ガス規制も緩いこの国では、都市部の道路はいつも灰色にかすんでいます。
posted by 瀬戸義章 at 20:29 | Comment(1) | 1カ国目「フィリピン」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年12月06日

リサイクルのかなめ。フィリピンJUNK SHOP事情#2

JUNK SHOPで有価物はいくらで流通しているのか? 何軒か聞き込み調査をしました。

まずはホームステイ先の町Balagtasで、近所から。

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鉄くずは1kg 13ペソ(約26円)。


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プラスチックは1kg 15ペソ(約30円)。


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紙くずは3kgで5ペソ(約10円)。
1kgで換算すると1.7ペソ(約4円)。


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なんと、彼のお店では、鉄くずよりプラスチックを高く買い取っています。


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続いて、30分ほど歩いた別の店。ここでは、
・鉄くず1kg 30ペソ(約60円)
・瓶(ソフトドリンク) 1kg 0.5ペソ(約1円)
・紙くず(白色に限る)1kg 14ペソ(約28円)
・PETボトル1kg 27ペソ(約54円)
あれ、ずいぶんと価格差がありますね。だいぶ鉄を高く買い取ってます。スカベンジャーの移動手段はせいぜい自転車なので、競合店との価格競争があまり必要ないのかもしれません。


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ところで、PETボトルは潰していないみたいですが、運搬効率が悪いんじゃあ…


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さらに、隣町のLolonboyでもJUNK SHOPを発見。ここでは、鉄くず1kg 9ペソ(約18円)。相場からするとだいぶ安く仕入れているようですね。すぐそばに大きなゴミ捨て場があり、スカベンジャーが住んでいるので、その利点を生かしているのでしょうか。


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オーナーの身なりも、比較的良くみえます。清潔なシャツに、腕時計と指輪は当たり前。スカベンジャーとの力関係が伺えます。


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また、JUNK SHOPではありませんが、駅近くの屋台などで、プリンタのインクの買取をしているみたいです。




ちなみに、こちらは、JUNK SHOPで給水機を解体して、鉄くずにしている様子。この調子だと、有害物が含まれていても、気にしないでしょうね……

posted by 瀬戸義章 at 20:00 | Comment(0) | 1カ国目「フィリピン」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

リサイクルのかなめ。フィリピンJUNK SHOP事情#1

フィリピンのリサイクル活動を支えている、といっても過言ではないのがJUNK SHOPです。スカベンジャーから鉄くず、缶、瓶、ペットボトルなどの「有価物」を買い集める店舗です。買い取った素材は、鉄工所などに、素材として販売しています。

フィリピンには数多くのJUNK SHOPがあります。ゴミ捨て場の近くだけでなく、街中にも。小一時間、大通りを歩けば、1,2軒は見つかるでしょうか。

これは、アロマゴミ捨て場にある、クリスティーナのJUNK SHOPです。彼女は映画『BASURA』の主人公。この地区の案内をしてくれました。




ちょうど、トラックを着けて、集めた有価物を運び出しているところでした。袋を覗くとダンボールなど紙類のようです。

「紙は重いの。濡れているから。」
「一番高く売れるのは、アルミやステンレス等のの金属だけど、ほとんどないわ。鉄くずも、紙も、ペットボトルも、瓶も、みんな安い。」

じっさいにどれくらいの相場なのか、調べてみることにしました。(続く)


posted by 瀬戸義章 at 18:50 | Comment(0) | 1カ国目「フィリピン」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年12月05日

ゴミを拾って人気者になる方法

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こんなありさまです。十重二十重に、というと大げさですが、画角に入りきらないほど、子どもたちに囲まれました。ちょ、押すなって(笑)。


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ホームステイ先はマニラではなく、ブラガンという地方都市なのですが、道路には、あちこちにゴミが落ちています。その種類を、実際にゴミを拾って、調べようと思ったのが発端です。


ゴミを拾っていると、道の近くで遊んでいた子供たちが、つつつ、と寄ってきました。姉弟でしょうか。タガログ語でなにやら話しかけられます。さっぱりわかりませんが、とりあえず笑顔で知っているタガログ語を並び立てるところから。

「マガンダン アーラウ(こんにちは)」
「サラーマット ポ(ありがとうございました)」
「マサーラップ(おいしい)」
なんとなく盛り上がっていきます。

「ワッラネー」
「(what's your name?かな。)YOSHIAKI! What's your name?」
「キム ポ」
「(ポ をつけると丁寧な表現だと聞いたから、礼儀正しいお姉さんなのかな)」

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そして、
「バスーラ(ごみ)。バスーラ」
と言っていると、手伝ってくれるではありませんか。


そして、すぐさま他の子たちも集まってきました。
葉っぱを入れようとする子に、それは違うよ、とか。
土にまみれた紙くずを持ち上げて、きゃあ、汚い! とか。
なぜか落ちていた下着に パンツ!パンツ!とか。
プラスティック、プラスティック!リズムを付けながら、とか。
いつの間にか、ゴミ拾い調査が、エンターテインメントになりました。


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ビニル袋は5分で満タンに。


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諸君、ご苦労であった!


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拾ったゴミの構成を見ると、左半分が容器包装プラスチック。それも、お菓子の包装がほとんどです。ええと、君たちが捨てたのかな?


右下にあるのはビニル袋。何かを買えば、必ずついてきます。また、お惣菜を店で買って、このビニル袋につめて、持ち帰るのも一般的。中央上にあるのは紙くず。その右には、たぶん、風で飛んだ洗濯物。

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タバコの吸殻とマッチもちらほら。


ペットボトルや瓶・缶は、本職のスカベンジャーが持っていったのか、見当たりませんでした。

それにしても、日本のgreen birdさんに習って、ゴミ拾いを演出したら、美化が進むのでは?
たとえば音楽を流して、歌でも唄いながら。毎週日曜日に、各地区で子供たちを集めて。終わったらカードにはんこを押すとか。たまったらお菓子がもらえるようにして。そう感じました。

posted by 瀬戸義章 at 21:17 | Comment(3) | 1カ国目「フィリピン」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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