2011年11月01日

『東京ゴミ袋』

東京ゴミ袋 (ちくま文庫) [文庫] / 瀬戸山 玄 (著); 筑摩書房 (刊)

フィリピンのゴミは、カラフルだ。拾い集めたその多くは、スナック菓子の袋や、洗剤の一回分パックだった。道でよくみかける鉄格子の張られたキオスクで、買い求めた物だろう。逆にカンボジアのゴミはモノクロだ。捨てられているものの大半は、透明な、砂にまみれたビニル袋。タイのゴミはストローだ。コンビニでペットボトルを買っても、屋台でジュースを買っても、必ずストローがついてくるのだから。東ティモールのゴミは、空き缶やペットボトル。他の国なら屑屋が見過ごさないものだが、そのままになっているのは、輸送費が合わないから。

ゴミは、情報である。

『東京ゴミ袋』は、東京の街にゴミという「補助線」をひいて、人びとの暮らしを浮かびあがらせたルポルタージュだ。出版されたのは、一九八八年。相撲部屋、横田米軍基地、ヤクザの事務所、来日した中国残留孤児の宿舎などから出されたゴミを回収し、中身を調べていく。

きっと糖尿病を煩っている「力士」が捨てた、インスリンの注射器。
日本の夏に悩まされたのか、「中国残留孤児」が捨てた、虫さされの薬"ムヒ"。
源氏名を考えるのに使ったであろう、「風俗嬢」が捨てた"え"と読む漢字をすべて書き出したメモ。
大組織に属する「ヤクザ」が捨てたのは、年賀状。その組織の構成員の名簿付きだ。三人の名前の脇には"一連の抗争にて服役中"と但し書きがある。
商法に長けた「宗教法人」が捨てたのは、信者の熱意を確かめるアンケート用紙。

ゴミの断片が、こんなにも生々しく二〇年前以上まえの暮らしを浮かびあがらせるとは。

"覗き趣味"な面もあり、がいまだったらプライバシーの問題でとてもできそうにない企画だけれど、いまだったらどんな暮らしが浮かんでくるのだろう。

そういえば、表参道を掃除したときに、壊れたiPhoneを拾った。



posted by 瀬戸義章 at 21:38 | Comment(0) | 準備編2 「日本のゴミ事情」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年10月31日

BDFのつくりかた

BDF(Bio Diesel Fuel,バイオディーゼル燃料)が手作りできると知って驚いたのでメモ。


【用意する物】
・天ぷら油(使用済でも可):1リットル
・水酸化ナトリウム:5グラム(使用済天ぷら油を使う場合は7グラム)
・メタノール:200ミリリットル
・水:100ミリリットル
・ペットボトル容器

【手順】
1.水酸化ナトリウムをペットボトルに入れ、メタノールを注ぐ。フタをしっかり閉めて振って、水酸化ナトリウムを溶かす。
2.天ぷら油を加え、しっかり振った後、60度のお湯に1時間浸ける。
3.しばらくすると溶液が二層に分離する。上の黄色い層がBDF。ちなみに下の層は石けんになる。
4.ゆっくり傾けて別の容器にBDF層をうつす。
5.4.のBDFに水を入れ、しっかり振って混ぜて放置したのち、上の層を別の容器に移す。不純物が混ざっているので、これを取り除く作業である。
6.5.の行程を二回以上繰り返す。透明になればOK。


時間はかかりますが、意外とかんたんにできるのですね。
なお、自動車に使用する場合は陸運局に届け出が必要だそうです。


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2011年10月30日

PLUTO

PLUTO (1) (ビッグコミックス) [コミック] / 浦沢 直樹 (著); 手塚 治虫 (原著); 長崎 尚志 (プロデュース); 小学館 (刊)

ひさしぶりに、『PLUTO』全8巻を一気読みした。

言わずと知れた、手塚治虫の鉄腕アトム『地上最大のロボット』のリメイク。

物語もまた、語り直すことで、新たな価値が生まれる。


posted by 瀬戸義章 at 17:20 | Comment(0) | 準備編2 「日本のゴミ事情」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年10月28日

10秒の間に発生する不用品の数

平成22年度 使用済製品等のリユース促進事業研究会 報告書』には、日本で過去一年にどれだけ不用品が発生したか、品目ごとに推測値が掲載されている。

この数字を、"10秒"に換算してみた。日本では10秒の間にどれだけモノが不用になっているだろうか。

(なお、すべての不用品が処分に回るわけではなく、何割かはリサイクルショップやオークション、フリーマーケットなどでリユースされる)

10秒間に、
・8台のテレビが不用になっている。
・9台のパソコンと周辺機器が不用になっている。
・2台のエアコン、洗濯機、冷蔵庫がそれぞれ不用になっている。
・3台のデジカメ、7台の携帯電話、2台のゲーム機が不用になっている

10秒間に、
・4個の家具が不用になっている。
・5台の自転車が不用になっている。
・4個のカー用品、スポーツ用品がそれぞれ不用になっている。

10秒間に、
225着の衣類と377冊の書籍が不用になっている。



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2010年11月25日

ゴミの山が東京で3番目に高い山? 埋立処分場の中身。

東京23区で3番目に高い山がある場所、それが「中央防波堤外側埋立処分場」。東京都23区のゴミが最後に行き着く場所です。



焼却したり、破砕したりして、容量を小さくしたゴミが、トラックによって運ばれてきます。動画にもあるように、ゴミを捨て、ブルドーザーでならし、土をかぶせます。ゴミと土を交互に積んでいくので、「サンドイッチ工法」と呼ばれます。

こうして海を埋め立て、積みあがった山の高さは、海抜30m。これは、東京23区で3番目に高い山、だそうです。

「夢の島」が処分場として有名ですが、今では完全に埋立が終わっており、(新木場よりも手前に夢の島がある)今は羽田空港近くまで、埋立が進んでいます。

動画にもあるように、最後に土をかぶせ、木を植え、緑化されています。最後には森林公園にする予定だとか。


posted by 瀬戸義章 at 01:36 | Comment(0) | 準備編2 「日本のゴミ事情」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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