2010年11月23日

廃棄物に関する資料あれこれ

本日も廃棄物事情について専門家に教わりました。まずは基礎について勉強不足、ということで、資料の在り処を諸々教えていただきました。

海外の3Rについての調査はJETROの報告書
バーゼル条約についてはJESCのHPに
日本の3Rの動きに関しては経済産業省のクリーンジャパンセンター

【海外の廃棄物事情】
・電子マニフェストは韓国のほうが進んでいる。導入は日本より後だったが、もう義務化されている。日本では大手企業のみ。
・レアアースは採掘すると、放射性廃棄物が出る。中国では土地が広いため、残土の処理に厳密でない。結果、安くできる。


「海外の3Rの実態を調べ、日本との差を比較してほしい」という要望を頂いたので、答えられるように取材してきます!




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2010年11月16日

これで安心? iPhone完全防水装備&電子機器グローバル対応

東南アジアといえば、南の島。南の島といえば、スコール。一時間あたり数十ミリの豪雨が降りかねない以上、電子機器の防水対策をしっかりせねばなりません。

家電量販店を探すと、iPhoneのアクセサリに、防水装備がありました!

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ジプロック…

こほん。ええと、この状態でもタッチパネルの操作は可能です。なんと、通話も滞りなくできます。実験しました。格好さえ気にしなければ、ですが。まあ、日本で使うことはないでしょう。

他の電子機器ですが、デジカメは防水のものなので、あとはPCを同じ要領でビニル袋にくるめばよさそうです。

つぎに、iPhoneの国際ネットサービスについて、ソフトバンクのストアに聞いてきました。

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ソフトバンクには、「海外パケットし放題」というサービスがあるようです。iPhoneの場合、設定>キャリア>各国の定額対象事業者を選択するだけで、サービス適用とのことでした。定額対象事業者の一覧を見ると、今回訪問予定の国のうち、ベトナム・カンボジア・東ティモールは残念ながらサービス対象外みたいです。

ちなみに、定額といっても単位が「一日」で、最大1,480円。一ヶ月フルに使うと、44,400円。かなりいい値段だこりゃ。

従量制の国は、1KBの通信につき2円。Twitterのホーム画面を保存したところ、682KBありました。画面を一度開くだけで1,364円。もちろん、iPhoneからの閲覧は容量が減りますが、うかつにネットはできなさそうですね。

また、電気の事情も国によってことなります。まず、コンセントの形が違う。日本から持ち込む場合、変換機が必要です。国によっては、地域ごとに、差込口の形が違うとか。統一しようよ。

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コンセントの差込口変換器。通称ウルトラホーク一号(嘘)。

電圧も違います。日本は100Vですが、一般的に海外はもっと電圧が高いようです。発電所から長距離にまで送るからかな? とはいえ、PC、デジカメ、iPhoneともに100V〜240Vまで対応可能との事。ひと安心、ですが。

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電源ケーブルは100Vしか対応していないとの事。まず大丈夫だと思いますが。
そもそも途上国は電圧が不安定だそうです。使えなくてもしょうがない、くらいな精神が最終的にはもとめられそうですね。これでITは大丈夫、なはず。後は現時の状況しだいで、臨機応変に対応します。



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2010年11月14日

輸出=テトリス? 不用品から商品への第一歩 #3

(「汚れたイスも売り物に! 不用品から商品への第一歩 #1
 「日本からフィリピンへ。不用品から商品への第一歩 #2
 これら記事の続きです)

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長さ12.192m×幅2.438m×高さ2.59mの大きさに、形の異なる商品をどうやって積んでいくか? 日本の不用品を輸出するには、そんなことも追求する必要があります。なぜならば、一つのコンテナにできるだけ多くの商品を積載させればさせるほど、効率化につながるからです。それはさながらパズルゲームのよう。ただし、指先だけで操作できるゲームと違って、体全体をフルに使わねばなりません。

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キャビネットなどの箱物を並べ土台を作り、イスなどの不安定なモノをできるだけ重ね、その上に板を置き、また重ねていきます。隙間に座椅子や毛布など、柔らかいものを上手に詰めることで、より安定させます。

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脚立を使って、天井までもギッシリ、隙間無く積みます。

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収納家具の中にさらにモノを入れることで、無駄なスペースを活用します。

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輸出する商品は全てリスト化し、積んだ商品の写真を添えて税関に提出します今回の積み込みでは、イスだけでも100脚以上を送りました。。

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最後は、封印をして終了! 今回、利用したのは40フィートコンテナ。5人がかりの作業をはじめたのが朝9時で、積み終わったのは、夕方5時でした。お疲れ様です!


posted by 瀬戸義章 at 00:13 | Comment(0) | 準備編1 「ゴミダビに行く前に」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年11月12日

日本からフィリピンへ。不用品から商品への第一歩 #2

(「汚れたイスも売り物に! 不用品から商品への第一歩 #1」この記事の続きです)

日本で「不用品」として回収し、フィリピンに「商品」として輸出販売するモノは汚れたイスばかりではありません。輸出にはどんなものがあるのか、その一部をご紹介します。

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△折りたたみベッド。寝具の中古品流通は日本では難しいです。


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△折りたたみテーブル。一見よさそうですが、手前側のへりが汚れてしまっているので、日本では再販不可。


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△壁掛けフック。なにやらテープで補修されていますが、フィリピンでは売れるのでしょうか…


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△だいぶくたびれてしまったプレジデントチェアです。


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△こちらも年季の入った三輪車。


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△収納つきの家が増えているので、日本では大型家具はほとんどリユースできません。新品買ったほうが安くてオシャレだったりしますし。


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△完成済みのジグソーパズルもありました。


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△スーツケースは人気らしいのですが、鍵はどうなっているのでしょう。


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△ゴルフクラブ。東南アジアでは格安でゴルフができるそうですが…


いずれも、日本の家庭からいらない、といわれたものばかり。はたして、いくらで売れるのか? 気になります。

また、輸出するには、形も大きさも違うこうした商品を、隙間無くびっしりとコンテナに詰め込んでいく必要があります。その数、数百点。詰め込んでいくプロの技術は次回の記事でお伝えします!


posted by 瀬戸義章 at 12:22 | Comment(0) | 準備編1 「ゴミダビに行く前に」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年11月11日

汚れたイスも売り物に! 不用品から商品への第一歩 #1

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座面が汚れてしまったこのイス。お金を出して買おう、という人はいないとおもいます。いらないイス。日本では。

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日本では「いらない」このイス。「いる」と手を上げる国があります。
たとえば、フィリピン。しかも、made for JAPAN ということで、信頼篤く。(本当に買ってもらえるかどうかは、来月、現地に行ってお伝えします。)

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日本の"不用品"はフィリピンに運ばれて、リユース販売されています。このコンテナにぎっしり詰め込まれて。これは輸出入用のコンテナ用の一規格、40フィートコンテナで、長さ40ft(12.192m)×幅2.438m×高さ2.59mの大きさです。18畳分の大広間に、形の違うモノを隙間無く積み込んでいく技はまさに職人芸。何をどうやって積み込んでいくのか、その様子は次回の記事でお伝えします。

#今回のコンテナ積み込みは、株式会社ウインローダー 東村山センターの様子を取材させていただきました。

株式会社ウインローダー
http://www.winroader.co.jp/

ゼロエミッションセンター
http://www.eco-zec.com/


posted by 瀬戸義章 at 00:04 | Comment(0) | 準備編1 「ゴミダビに行く前に」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする