2012年05月30日

【ゴミゼロの日】J-WAVEに出演しました!

今日はゴ(5)、ミ(3)、ゼロ(0)という語呂合わせで、【ゴミゼロの日】。

この日にちなんで、5月27日に、J-WAVEの番組に出演させていただきました。
事前にもらっていた質問表と、その回答をここに掲載します。

実際の放送は、その場の雰囲気で流れが変わっていき、別のトークになったのですが。

アドリブって大変ですね。


J-WAVE 「LOHAS SUNDAY」。
松原広美のナビゲートでお届けしています。
ここからは、週替わりで様々な企画をお届けする「WEEKLY LOHAS」。

今朝は、今週の『「ゴミ」を知れば経済がわかる』という本の著者、【瀬戸義章(せと/よしあき)さん】をお迎えしました! おはようございます。

Q.瀬戸さんが「ゴミ」に着目したきっかけは?

A.最初から「ゴミ」に着目していたわけではなく、振り返ったら、テーマが「ゴミ」だったという感じです。大学で環境科学を学んで、卒業後は環境ビジネスがしたいと思い、中古品をリユースする会社と出会って働きました。気づいたら「ゴミ」と縁があるな、と。東南アジアに行ったり、被災地でがれきのことを調べたのも、どうせなら「ゴミ」を深めようと思ったからです。

Q.大学時代、自転車で日本横断の際、どんなことを感じましたか?

A.なんとなくですが、日本がどんな国かというのを肌で感じることができました。都市があって、農村があって、それが坂道で繋がっている。きっと自転車という手段だからこそ感じたことだと思います。印象深い出会いもたくさんありました。コンビニの駐車場で休んでいたら、ポカリスエットを知らないおじさんからもらったりして。「俺も若い頃やったもんさ。がんばれよ」なんて。出会いの楽しさを知りましたね。

Q.卒業後は、「ウインローダー」、(J-WAVEでは、東日本大震災の時に、とってもお世話になった物流会社)に勤めたそうですが、そこで得たことは?

A.本当にたくさんのことを教わりました。「エコランド」というリユースサービスの広報を担当させてもらっていたのですが、誰かにとっていらないもの(不用品)でも、別の誰かにとっては価値がある、そんな事例が幾つもあるんです。この二つを繋げることの大切さを学びました。

Q.そして、瀬戸さんの著書『「ゴミ」を知れば経済がわかる』にも書かれていますが、震災直後から仙台市に滞在していたんですよね。

A.震災から一週間後に、救援物資の運搬のため、福島と宮城に行きました。それから少したって、5月から仙台市の若林区に滞在して復興支援に携わりました。舞台ファームさんという農家のプレハブ小屋に住まわせてもらって、J-WAVEさんのボランティアツアーやライブイベントのお手伝いをさせてもらいました。


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△仙台市若林区にある荒浜小学校。校庭が廃バイクの仮置き場となっている。


Q.被災地で体感した「ゴミ問題」、どんなことを想いましたか?

A.本当にたくさんのものがゴミになってしまったんです。家の中から家財道具を出したり、畑を掘り返して泥を取り除くお手伝いをしたんですが、10人20人でやっても、一つの場所がなかなか終わらなくて…… 津波の被害を受けた面積は横浜市の1.3個分だそうですから、これはヤバい量だぞ、と。でも、同時に、世界からあれだけ注目を集めたのだから、この膨大な量のゴミをびしっとリサイクルして、放射性物質の懸念点ですら解消して、どうだっ、って世界にアピールするチャンスだろうと想いましたね。


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△石巻市が取り組んだ木質系がれきのコンポスト化実験。


●ここで1曲お送りして、後半は、『「ゴミ」を知れば経済がわかる』に書かれた海外でのお話を聞かせてください。



●J-WAVE「LOHAS SUNDAY」WEEKLY LOHAS。今朝は、『「ゴミ」を知れば経済がわかる』という本の著者【瀬戸義章(せと/よしあき)さん】にお話を伺っています。

Q.2010年の11月末から、2011年の2月末まで東南アジアを旅して、印象に残っている出来事は?

A.たくさんありすぎて困るんですが…… 例えば、ベトナムの村です。段ボールのリサイクルシカしていない村があるんですよ。家の庭に工場があって、そこで段ボールからトイレットペーパーを作っている。この家も、その家も、その隣の家もそうです。どの家も3階建ての立派な建物で、道には高級車が走っている。正直、「ベトナムの村」という言葉で想像していたのと全然違っていて。ゴミで産業革命をした村、というのは印象的でしたね。


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△ベトナム北部の村、ズオンオ。道には段ボールの塊が並ぶ。


Q.個人的には「日本の中古品はブランド品」という文章にドキッとしました。

A.はい。日本のリサイクルショップ支店でいうと、傷があったり、汚れている家具って、商品ですらないんですよ。だから向こうでどう思われているか、ドキドキしていたんですけど。本当に信用されてるんですよ、日本の製品は。「日本のものを買えて誇りに思う」「ちょっと傷があっても気にならない。長く使うものだしね」って、それってまさにブランドとしての愛されたかじゃないですか。逆に、自分がそこまでの想いを持ってものづきあいをしていたかな、と反省しますね。


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△日本からきた中古ローテーブルを購入して喜ぶフィリピンの家族。


Q.旅では、大変な目にも多々あったそうですね・・

A.確かに、流されそうになりながら、東ティモールの川を歩いて渡ったりなどしましたが、なんだかんだと、現地で知りあった人が支えてくれたので…… 大変な目にはあっても、挫けるような出来事はなかったです。

Q.東南アジアを旅して日本に戻ってきて、日本のゴミ問題に対して印象(考え)は変わりましたか?

A.日本人の分別の意識の高さや、ゴミの収集運搬の仕組みは凄いんだな、と思うようになりました。一人一人の意識の高さは、圧倒的に日本の方が高いです。ただ、与えられているものが少ない分、ゴミを活用する、工夫する、おもしろいことをする、そういう可能性の見つけ方は、向こうから学べると思います。

Q.今回、この本で伝えたかったことは、どのようなことですか?

A.ゴミだと思っていたものを、「可能性のタネ」だと見直せれば、もっとワクワクする世界が創れる、ということです。

Q.最後に、5月30日の《ゴミゼロの日》を前に、メッセージをお願いします。

A.家の中で眠っているものを使って"楽しいこと"をするのはどうでしょうか? 誰かに渡して喜んでもらってもいい。自分でリメイクしてもいい。空き缶からカンテラを作るなど、サバイバルグッズを作る練習をしてもいい。これでなにか出来ると気づいたら、それはもうゴミではなくなりますから。

●J-WAVE「LOHAS SUNDAY」WEEKLY LOHAS。今朝は、『「ゴミ」を知れば経済がわかる』という本の著者【瀬戸義章(せと/よしあき)さん】をお迎えしました! ありがとうございました。


posted by 瀬戸義章 at 16:39 | Comment(1) | メディア情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年05月21日

国境を越えるリユースの現状

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生活と環境』に"国境を越えるリユースの現状"と題した記事を寄稿しました。『生活と環境』は、日本環境衛生センターが発行している、持続的な社会にまつわる記事をまとめた月刊誌です。記事の一部を抜粋してご紹介します。

「3ヶ国で調べた日本のリユース品の販売価格をまとめた。金額は、2011年3月1日時点のレートに基づき、日本円に換算している。店頭での値札を記録したものだが、中古品は値段交渉が前提となっているので、実売価格とは乖離がある。あくまで参考ととらえてほしい。

家具の価格帯に注目していこう。タイにおける日系リユースショップの価格帯は10,000円〜30,000円、ローカルなリユースショップでは2,000円〜18,000円であった。また、新品を販売するデパートの家具売り場の価格帯は5,000円〜90,000円であった。フィリピンの場合、日系リユースショップの価格帯は3,000円〜27,000円、ローカルなリユースショップでは1,000円〜4,000円、デパートでは8,000円〜40,000円であった。タイとフィリピンの価格帯の差は、二国の経済力の差があらわれていると推察できる。筆者がヒアリングしたタイの大卒初任給は30,000〜60,000円、フィリピンでは20,000〜40,000円であった。

フィリピン、タイ両国においても、日系リユースショップの価格帯は、デパートの新品よりいくぶん安い程度である。ローカルなリユースショップに比べると、高額のラインナップだ。この点から、日本人向けにつくられた製品の評価の高さと、中間層〜富裕層を狙うという特徴がうかがえる。日本の『不用品』が東南アジアに運ばれているわけだが、そこで投げ売りされているわけではなく、立派に『商品』として流通しているのである」


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posted by 瀬戸義章 at 18:36 | Comment(3) | メディア情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年05月18日

『リサイクル通信』で紹介されました!!

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拙著『「ゴミ」を知れば経済がわかる』が、リサイクル通信で紹介されました。リサイクル通信は"リサイクル・リユース市場を読み解く業界唯一の経営情報専門誌"です。5月10日号にて、こんなレビューを頂きました。

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「日本のリユース業者が海外でどのように事業を展開しているか紹介。小売店だけでなく、古物市場の様子もレポートされている。また、実際に日本の中古品を購入している人たちの生の声もおさめている。リユースのみならず、リサイクルの仕組みにも深く切り込んでおり、日本の不用品が海外でどのように活用されているか活用されているか最新情報が知れる良書」


posted by 瀬戸義章 at 17:12 | Comment(4) | メディア情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年05月15日

Think Dailyにて『「ゴミ」を知れば経済がわかる』が紹介されました!

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地球のことを考えるwebマガジン、Think Dailyにて、拙著『「ゴミ」を知れば経済がわかる』を紹介して頂きました。少しだけ記事を引用します。

"4月に刊行された瀬戸さんの著書『「ゴミ」を知れば経済がわかる』では、ゴミと経済との関係性がテーマになっています。ゴミを「仕入れ値ゼロの資源」ととらえる東南アジア各国では、使えるものを選り分けて活用し、収入につなげる仕組みを作り上げていました。例えば、ベトナムのズオンオでは村を挙げて段ボールをトイレットペーパーにリサイクルする事業に力を入れ、年間9億円を超える売り上げを出していました"

"瀬戸さんのゴミタビを通じ、私たちが日ごろ「いらない」と判断する根拠や思い込みについて、改めて考えさせられます。"

記事はコチラから
http://www.thinktheearth.net/jp/thinkdaily/news/earth/976gomitabi-book.html

posted by 瀬戸義章 at 17:59 | Comment(3) | メディア情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年05月02日

『「ゴミ」を知れば経済がわかる』を置いて頂いている本屋さん。

4月20日に発売となりました拙著『「ゴミ」を知れば経済がわかる』ですが、おかげさまで「この本屋さんに置いてあったよ!」というメールを頂いております。その一部をご紹介。


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△八重洲ブックセンター。


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△丸の内オアゾの丸善。


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△渋谷のあおい書店。

帯の顔写真が少し恥ずかしいですが、表紙が見えるように置いて頂いていることに、感謝感謝です。
posted by 瀬戸義章 at 16:59 | Comment(0) | メディア情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする