ワインだけでなく、「綿」にも「ボジョレーヌーボー」もあるようです。その名も、「コットンヌーボー」。風力発電で生産した"風で織るタオル"で有名な池内タオルが、その年にとれたオーガニックコットンを使って作り上げたタオルです。そのコンセプトは「ワインのように愉しむタオル」。
パッケージもそれっぽいつくりです。
オーガニックにこだわるならば、均一な工業製品としてつくるのではなく、違いを楽しめるようにつくろう、という狙いがそこにはあります。毎年、同じ品質であることは"不自然"なのですから。
「2015年ものはいいよね、とか。そんなふうにタオルを楽しめたら面白いんじゃないでしょうか」
とは、企画者であるデザイナー、佐藤利樹氏のコメント。
もっとも、池内計司社長は、
「いや、綿の品質がブレようが、それ以上に、作り方を向上させる。毎年良くなるからこその違いにしてみせる」と笑います。
綿はタンザニアで取れたものをフェアトレードで輸入し、現地の所得向上にも繋げています。2012年分の収穫は終わり、もうすぐ日本に届きます。2月には色とりどりのタオル「コットンヌーボー2012」がお目見えする予定。果たして、どんな出来でしょうか?
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