2011年11月13日

仮設のトリセツ

国土交通省の資料によれば、東日本大震災により、家を失った人びとのために必要な仮設住宅の必要戸数は52,504戸。うち完成戸数か51,886戸である。

仮設住宅の入居期限は2年と定められている。短い期間ではない、ここでの生活を少しでも「普通」にし、つぎの暮らしに向けてステップアップをすることが重要だ。

そのために、新潟大学工学部の岩佐研究室がつくりあげたのは、「仮設のトリセツ」だ。2004年から2007年にかけて、新潟県は水害や地震などの災害に立て続けに襲われ、5,000戸の仮設住宅が建設された。そのときの生活の知恵が集められている。


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たとえばこれは、廃材をつかって玄関前に「風除け室」を作った例。もとの家の玄関を使えば、おなじドアをくぐって帰宅することができる。


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「仮設の達人」ともなると、白いラティスをつかってゴージャスな物置を作ってしまうのだ。

かんたんにはじめられることとしては、ロープでもの干し場をつくる方法、プチプチで結露を減らす方法、段ボールを壁に貼り付けて防音する方法などが載っている。

すごしやすい空間にし、彩りを加え、ご近所づきあいをしていく。

くらしをつくっていく。

それは、「仮設」に限らないかもしれない。


この記事へのコメント
売買の伝統的な方法が劇的に変化したように、最近我々は買い物を達成するためにインターネットを使用することができます。
Posted by モンクレールダウンコート at 2015年02月09日 14:48
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