海外青年協力隊の方に、ジョグジャカルタ市の環境局を案内してもらいました。
同じ敷地内に清掃局もあり、お疲れ気味のゴミ回収車がずらりと並びます。
応接のクッション。よく見ると、中に詰まっているのはプラスチック包装の切れ端です。
3R(Reduce:排出削減、Reuse:再使用、Recycle:再資源化)を伝えるポスターが、大量にありました。
こちらはコンポストの調査用サンプル。スラバヤ市で普及が進められている「タカクラバスケット」を使って作られた堆肥です。どんな品質の肥料になっているのか、これから調査します。
ジョグジャカルタ市の最終処分場は逼迫しており、2012年には一杯になってしまうそうです。そのため、ゴミ処理には力を入れており、バスケットも無料で配布しました。
ところが、先日ある村を調査したところ、配布した60戸の家庭のうち、半年間継続して使っていたのはわずかに3戸。残りは放置され、虫が湧いていたそうな。
発祥のスラバヤ市でも、やはり使っていない家庭がありました。習慣を変えるのは難しい。
とはいえ、役所にこんなグッズが置いてあるのですから、力の入れっぷりを感じます。少しずつ、変わっていくことでしょう。