ここはインドネシア、ジョグジャカルタ市のリサイクルショップ「Barkas」。店名は「中古品」という意味です。毎日、原付でたくさんの客が訪れます。
入口近くは家具中心。同じ大きさの部屋がほかに二つあり、家電や衣服、おもちゃなどが販売されています。なかなか大きな総合リサイクルショップです。
この机は一つ175,000インドネシアルピア(約1,750円)。
ブラウン管のテレビは405,000インドネシアルピア(約4,050円)。
バトミントンのラケットがたんまり。ひとつ5,000インドネシアルピア(約50円)とお安くなっています。じつはインドネシアはバドミントンが国技。オリンピックで5大会連続金メダルをとるほどの強豪国です。引退後、日本で指導している選手もいるとか。
さて、これらの商品、すべてジョグジャカルタの住民から買い取った品物です。当たり前じゃないか、と思われるかもしれませんが、国によって中古品が自国内で回るか、外国からの輸入に頼っているか、異なります。
中古品が自国内で回っている国は、それだけモノが豊かで、経済発展が進んでいる証拠です。今回の旅で訪れた国では、シンガポールやタイがそうでした。
一方、フィリピンやベトナム、カンボジアは、中古品も輸入販売しています。買った品物は壊れるまで使い続けるか、あるいはそもそも買えないか。自国内で二次使用できるほど、モノが回っていない、というわけです。
そんなわけで、買い取った商品をお喋りしながら商品のメンテナンス。……機能しない飾り物だよね? 銃の所有許可をとるのは難しいって聞いたし。