そこで今回は、国の様子がわかる写真をいくつかご紹介します。
まずは場所の確認。地図上の赤いところが東ティモールです。ティモール島の東部に位置し、島の西部はインドネシアです。
首都ディリのメインストリート。水たまりで野豚が体を洗っていました。最初はびっくりしても、次第にそれが日常になっていきます。
ディリ港の近くの公園。のどかな風景ですが、仕事が無いがゆえに、たむろしている様子でもあります。
東ティモールの多くは「自給自足」の農民で、仕事といえばほとんどが政府、あるいは国連の職員です。そこで、売り子をして稼いでいけるようにと、NGOが自転車屋台を提供していました。
登校中の子どもが買うのは、朝ご飯。
こちらは、クリスティ・スウォード・グスマン首相夫人。教育諮問委員会の代表でもあり、チャイルドケアに取り組む「東ティモールの母」です。
ディリから離れて、ここはオエクシ県の市場。
ちなみに、オエクシ県は「飛び地」です。地図上に離れて赤い点があるのがわかるでしょうか。植民地時代、オランダとポルトガルが、ティモール島で領土争いをしました。ポルトガルの領土だったのが東ティモールで、オエクシもその一部です。
オエクシの電気普及率は30%。このように、電柱があっても電線がない場所があります。独立の際に、インドネシア軍がインフラを破壊しながら撤退した影響です。
オエクシ県オエノアの村長。浮かない顔をしているのは、村のある夫婦の「浮気問題」の解決に苦慮しているからです。
食堂の様子。食べ物だけでなく、石けんや化粧品、電池などの日用雑貨も販売しています。
最後に、同行させていただいた、NPOコペルニクならびにNHKのみなさまです。