今回は、米国NPOコペルニクが届けているテクノロジーを、まとめて動画でご紹介します。
まずこちらは、トウモロコシ剥き器 VS 速さ自慢のベテランの競争! 東ティモールではトウモロコシが主食です。乾燥させたトウモロコシの実をむいて、茹でて食べるわけですが、実を剥くのは、なかなか労働。動画では、がしがし剥いでいますが、やってみたら結構手が痛いです。金属板をつかった簡素な剥き器を作れば、ベテラン以上のスピードで、剥いていくことができます。
水を効率的に運べても、悩ましいのが水質。往々にして汚染されていて、そのまま飲むわけにはいけません。そこで登場するテクノロジー。この「魔法の粉」を水に少しだけ入れかき混ぜて、
3分待つと、ほら、この通り!汚れが沈殿して、キレイな層とくっきり分かれています。
続いては、太陽熱で水を殺菌する「ソルバッテン」。
水をタンクに入れて、太陽光に当てることおよそ7時間。10〜30リットルの水を浄化することができます。旧来の方法は、薪を燃やして、煮沸消毒していましたが、その燃料代がかからずにすみます。
こうした、かんたんに自作できる。あるいは太陽熱を利用するなど、いわば工夫された"ローテク"が、最貧国のように、モノもエネルギーも限られている場所では、活躍します。
そして、もし資源が潤沢に使えなくなった社会が来るならば、脚光を浴びるのは、こうして、より省コストで働くようにリメイクされたテクノロジーなのでしょう。
2011年03月10日
この記事へのコメント
大変興味深く読ませて頂いています。後進国に緩水濾過のやり方を教えてあげる人がいたらなぁと思います。人間の手を使うより、自然がやってくれる環境を整えたら多くの人がその知恵と技術で救われるのになぁ。
Posted by ちょび ○○○―○○ at 2011年12月07日 21:33
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