ホテルの玄関前にて。これから拾います! 背景は合成じゃありませんよ。
最果てだからといって、ゴミが落ちていないわけではありません。
むしろ、そこかしこに溜まっています。
さて、あっという間に溜まった袋の内訳を見ると、半分がペットボトルを占めています。けっこう年季ものもありますね。「空き缶」を拾ったのは、この国が初めてでした。あとは段ボールと容器包装プラスチックです。
例えばタイでなら、ペットボトルは1kg30円前後で引き取ってもらえます。飲み終えたペットボトルをスカベンジャーに渡して、お礼を言われたこともありました。そのペットボトルがなぜこんなにも、「最貧困」の地域に落ちているのでしょうか? 考えられるのは、輸送コスト。
ここオエクシと、首都ディリとの行き来は、わずかに小さなフェリーが週二回運行しているのみ。訪れたときはそのフェリーも故障していました。(写真はインドネシアより借りた代替船)。このか細い輸送手段では、運ぶコストがかさみ、リサイクルが成り立たないようです。
リサイクルが成り立たないなら、ペットボトルをペットボトルとして、何か生かせれば良さそうです。飲んだ後は浄水器になるとか、連結して水道管になるとか、ペットボトルの形はそのままに、追加の機構を持たせて、あとはDIYできると面白そうですね。