2010年12月21日

「東洋のデトロイト」で徹底的にリユース・リサイクル!

バンコクから南へ約100km、車で約2時間の距離に、シラチャーの街があります。ここは「東洋のデトロイト」と称される所で、世界各国の自動車工場が林立しています。中小企業向けの優遇措置がある工業地帯も、6エリア区画され、すぐ近くには、タイ最大の港湾、レムチャバン港。このように、製造・貿易が盛んに行われている街です。

ここにリサイクルショップを構える「エコリング」さんのお話を伺いました。エコリングさんは、日本の関西中心に、ブランド品の買い取り・販売をされている企業です。


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店舗の外観。大きく「JAPAN ITEM」の告知がされています。今、タイは日本ブームだそうです。たとえば、日系企業含めて、日本食のレストランが、800以上あるとか。フィリピンもそうでしたが、"JAPAN"への親和性が高いのでしょう。


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こちらは店舗内。タイ人の中でも、月給5万バーツ(約10万円)のマネージャークラス以上がターゲット。ちなみに、大学卒の初任給が、2万〜3万バーツ(約4万円〜6万円)だそうです。


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ゴルフクラブは1,000バーツ(約3,000円)から。近くにゴルフの練習場があり、そこの利用者が買っていくとか。


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自転車は一台3,000バーツ(約9,000円)前後。

2階・3階は改装中で、商品を仕入れ次第、1階部分を家具専門フロアにする予定だそうです。


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ここは、店舗から車で20分ほど走った場所にある倉庫。コンテナをここに付け、荷物の仕分けを行います。状態の良いA級品は自社店舗で、汚れのあるB級品は、バイヤーに卸売りします。


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このB級事務イスは、ひとやま全部で3万3千バーツ(約10万円)。


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テーブルは1台1,500バーツ(約4,500円)


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スチール製のロッカーは人気が無く、売れないそうです。


また、さらに車で20分ほど移動した工業団地には、パートナー会社のリサイクル工場があるそうなので、見学させていただきました。

ここでは、プラスチックの再資源化を主にしています。近隣の工場から、製造過程で生じる端材を、有価原料として買取り、再資源化をして、また原料として売却をしています。


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これが、プラスチックを粉々に砕く破砕機。


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およそ5mmの破片にすることで、再び原料として使えるようになります。


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「他んとこは、モノをただ送りつけるだけや。お店もって、リユースで売って、リサイクルまで、ぜっんぶできるんだから、他んとこに負けやせんよ」

案内していただいた羽東さまの言葉です。ありがとうございました!
posted by 瀬戸義章 at 02:44 | Comment(0) | 2カ国目「タイ」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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