
この小物入れは、ゴミ捨て場で採れた、ある素材からできています。
フィリピンのソーシャル企業 Rags2Richesが、フィリピンのパヤタスゴミ処理場で暮らす女性の自立支援を目的として、作り上げたエコの商品。フィリピンのトップデザイナー Rajo Laurelがデザインしています。
もともとは床に敷く"ラグ"だそうです。捨てられたラグを拾い、の繊維をほどいて、洗浄し、また編みこんで作ったものだそうです。
お値段は大型のもので495ペソ(約1,000円)
小型のものは230ペソ(約460円)
小型のものを一つ買ったのですが、タグに、
This product was exquisitely handcrafted by
Ana aeiqao
と書かれていました。誰かが捨てたラグを、誰かがパヤタスまで運び、誰かが見つけ、Anaが再生し、そして、自分の元に届きました。
この商品を販売しているのは、フィリピンの富裕地区、ボニフォシオ ハイストリートの"echostore"

おしゃれな店構えです。この店ではほかにも、

旗を再利用したバッグや(2,249ペソ、約4,500円)、

ジュースの容器を編みこんで作ったバッグ(540ペソ、約1,100円)
など、さまざまなエコプロダクツが販売されていました。いずれも、フィリピンで活躍するソーシャル企業、NPOが製作したものです。クオリティもいい感じですね。
「ゴミの削減」という観点から言えば、排出される量に比して、こうしたエコプロダクツによって再生される量は少なく、効果は薄いかもしれません。しかし、手元の材料から、収入を得るための、創造性あふれる試みとして、フィリピン各地で、さまざまな企業・NPOが取り組んでいるようです。
#このお店は、フィリピン唯一の日本語フリーペーパー『Primer』の編集部、浅田さんに教えていただきました。ありがとうございます。

日本人向けに、料理や買い物、イベント情報などが、詳しくまとめられている、月一発行のフリーペーパーです。マニラにお立ち寄りの際は、手に取ってみてください。浅田さん含むガールズに代わって宣伝です!
フィリピンにもそんなエコプロダクツがあるんですね!
そういうものはフィリピンの富裕層が買っているんですか?
ちゃお。
フィリピン人もしくはフィリピン在住の外国人富裕層が買っていくみたいだね。オーガニック化粧品とかもおいてあるし。
マカティは特殊な地域で、ここだけブランド品を買いあさるような富裕層がわらわら住んでる。
無印良品も今年の10月にオープンしたけど、日本ブランドということで、日本の1.5倍の値段で売っているくらい。