
こんなありさまです。十重二十重に、というと大げさですが、画角に入りきらないほど、子どもたちに囲まれました。ちょ、押すなって(笑)。

ホームステイ先はマニラではなく、ブラガンという地方都市なのですが、道路には、あちこちにゴミが落ちています。その種類を、実際にゴミを拾って、調べようと思ったのが発端です。
ゴミを拾っていると、道の近くで遊んでいた子供たちが、つつつ、と寄ってきました。姉弟でしょうか。タガログ語でなにやら話しかけられます。さっぱりわかりませんが、とりあえず笑顔で知っているタガログ語を並び立てるところから。
「マガンダン アーラウ(こんにちは)」
「サラーマット ポ(ありがとうございました)」
「マサーラップ(おいしい)」
なんとなく盛り上がっていきます。
「ワッラネー」
「(what's your name?かな。)YOSHIAKI! What's your name?」
「キム ポ」
「(ポ をつけると丁寧な表現だと聞いたから、礼儀正しいお姉さんなのかな)」

そして、
「バスーラ(ごみ)。バスーラ」
と言っていると、手伝ってくれるではありませんか。
そして、すぐさま他の子たちも集まってきました。
葉っぱを入れようとする子に、それは違うよ、とか。
土にまみれた紙くずを持ち上げて、きゃあ、汚い! とか。
なぜか落ちていた下着に パンツ!パンツ!とか。
プラスティック、プラスティック!リズムを付けながら、とか。
いつの間にか、ゴミ拾い調査が、エンターテインメントになりました。

ビニル袋は5分で満タンに。

諸君、ご苦労であった!

拾ったゴミの構成を見ると、左半分が容器包装プラスチック。それも、お菓子の包装がほとんどです。ええと、君たちが捨てたのかな?
右下にあるのはビニル袋。何かを買えば、必ずついてきます。また、お惣菜を店で買って、このビニル袋につめて、持ち帰るのも一般的。中央上にあるのは紙くず。その右には、たぶん、風で飛んだ洗濯物。

タバコの吸殻とマッチもちらほら。
ペットボトルや瓶・缶は、本職のスカベンジャーが持っていったのか、見当たりませんでした。
それにしても、日本のgreen birdさんに習って、ゴミ拾いを演出したら、美化が進むのでは?
たとえば音楽を流して、歌でも唄いながら。毎週日曜日に、各地区で子供たちを集めて。終わったらカードにはんこを押すとか。たまったらお菓子がもらえるようにして。そう感じました。
コメントありがとう。
ほんとにまぶしい笑顔です!
1区画だけ綺麗になりましたが、
なにせやたらとゴミが道端に捨ててあるので。。