2010年12月05日

ゴミを拾って人気者になる方法

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こんなありさまです。十重二十重に、というと大げさですが、画角に入りきらないほど、子どもたちに囲まれました。ちょ、押すなって(笑)。


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ホームステイ先はマニラではなく、ブラガンという地方都市なのですが、道路には、あちこちにゴミが落ちています。その種類を、実際にゴミを拾って、調べようと思ったのが発端です。


ゴミを拾っていると、道の近くで遊んでいた子供たちが、つつつ、と寄ってきました。姉弟でしょうか。タガログ語でなにやら話しかけられます。さっぱりわかりませんが、とりあえず笑顔で知っているタガログ語を並び立てるところから。

「マガンダン アーラウ(こんにちは)」
「サラーマット ポ(ありがとうございました)」
「マサーラップ(おいしい)」
なんとなく盛り上がっていきます。

「ワッラネー」
「(what's your name?かな。)YOSHIAKI! What's your name?」
「キム ポ」
「(ポ をつけると丁寧な表現だと聞いたから、礼儀正しいお姉さんなのかな)」

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そして、
「バスーラ(ごみ)。バスーラ」
と言っていると、手伝ってくれるではありませんか。


そして、すぐさま他の子たちも集まってきました。
葉っぱを入れようとする子に、それは違うよ、とか。
土にまみれた紙くずを持ち上げて、きゃあ、汚い! とか。
なぜか落ちていた下着に パンツ!パンツ!とか。
プラスティック、プラスティック!リズムを付けながら、とか。
いつの間にか、ゴミ拾い調査が、エンターテインメントになりました。


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ビニル袋は5分で満タンに。


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諸君、ご苦労であった!


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拾ったゴミの構成を見ると、左半分が容器包装プラスチック。それも、お菓子の包装がほとんどです。ええと、君たちが捨てたのかな?


右下にあるのはビニル袋。何かを買えば、必ずついてきます。また、お惣菜を店で買って、このビニル袋につめて、持ち帰るのも一般的。中央上にあるのは紙くず。その右には、たぶん、風で飛んだ洗濯物。

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タバコの吸殻とマッチもちらほら。


ペットボトルや瓶・缶は、本職のスカベンジャーが持っていったのか、見当たりませんでした。

それにしても、日本のgreen birdさんに習って、ゴミ拾いを演出したら、美化が進むのでは?
たとえば音楽を流して、歌でも唄いながら。毎週日曜日に、各地区で子供たちを集めて。終わったらカードにはんこを押すとか。たまったらお菓子がもらえるようにして。そう感じました。

posted by 瀬戸義章 at 21:17 | Comment(3) | 1カ国目「フィリピン」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
Posted by といからさん at 2010年12月06日 09:51
みんなの笑顔がステキちょっぴり綺麗になった?
Posted by といからさん at 2010年12月06日 09:56
>といからさん
コメントありがとう。
ほんとにまぶしい笑顔です!

1区画だけ綺麗になりましたが、
なにせやたらとゴミが道端に捨ててあるので。。
Posted by SETO at 2010年12月06日 18:10
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