2010年12月04日

「いらない」から「いる」へ。ローテーブルをめぐる冒険。

以前の記事
「汚れたイスも売り物に! 不用品から商品への第一歩 #1」
 「日本からフィリピンへ。不用品から商品への第一歩 #2」
 「輸出=テトリス? 不用品から商品への第一歩 #3」
でご紹介した通り、日本で中古品として再販売できない不用家具は、フィリピンに運ばれ、商品として扱われています。
(店舗の写真が許可申請中につき、サマリーのみお伝えします)


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こちらが日本では粗大ゴミ扱いされてしまったローテーブル。


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たしかに、よく見ると傷だらけです。これを日本で買いたい、という人はいないかもしれません。これがフィリピンに輸出されると…


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"Yeah!" というリアクションをみせたのは、このローテーブルを購入したテスさん一家の次男。


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購入額は1,200ペソ(約2,400円)。交渉の末、300ペソ値引きされました。

「ちょうどローテーブルが欲しかったの。傷があるのは、確かに気になる。ほら、ここにも。でも、新品は高いし、長く使うものだし、この値段だったらちょうどいいと思う。」

「ちょっと前に買った中国製のチェストは、新品なのに1年で壊れちゃった。日本の中古品は、中国製の新品よりは信頼できる。」

「折りたたみできるのがとてもいい。家が狭いから。使わないときは、閉まっておけるでしょ。」

彼女の目には、このローテーブルは粗大ゴミとしてではなく、立派な商品として映っています。

「それに、かわいいでしょ。黒と灰色が好きなの。」


posted by 瀬戸義章 at 00:13 | Comment(0) | 1カ国目「フィリピン」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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