(「汚れたイスも売り物に! 不用品から商品への第一歩 #1」
「日本からフィリピンへ。不用品から商品への第一歩 #2」
「輸出=テトリス? 不用品から商品への第一歩 #3」)
でご紹介した通り、日本で中古品として再販売できない不用家具は、フィリピンに運ばれ、商品として扱われています。
(店舗の写真が許可申請中につき、サマリーのみお伝えします)

こちらが日本では粗大ゴミ扱いされてしまったローテーブル。

たしかに、よく見ると傷だらけです。これを日本で買いたい、という人はいないかもしれません。これがフィリピンに輸出されると…

"Yeah!" というリアクションをみせたのは、このローテーブルを購入したテスさん一家の次男。

購入額は1,200ペソ(約2,400円)。交渉の末、300ペソ値引きされました。
「ちょうどローテーブルが欲しかったの。傷があるのは、確かに気になる。ほら、ここにも。でも、新品は高いし、長く使うものだし、この値段だったらちょうどいいと思う。」
「ちょっと前に買った中国製のチェストは、新品なのに1年で壊れちゃった。日本の中古品は、中国製の新品よりは信頼できる。」
「折りたたみできるのがとてもいい。家が狭いから。使わないときは、閉まっておけるでしょ。」
彼女の目には、このローテーブルは粗大ゴミとしてではなく、立派な商品として映っています。
「それに、かわいいでしょ。黒と灰色が好きなの。」