2011年10月21日

「町のカケラ」に子どもたちの笑顔を込めて−ワタノハスマイル

"Think the Earthプロジェクト"の地球ニュースに「町のカケラ」に子どもたちの笑顔を込めて−ワタノハスマイルというタイトルで記事を掲載してもらいました。石巻市の渡波小学校に避難した子どもたちがつくるアートについて紹介しています。詳細は記事をご覧ください!


2011年10月20日

"ORGANIC FARM"で稲刈り体験!

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泊まる部屋に荷物を置きにいくと、ふとんの上の日だまりで、ネコが気持ちよさそうに眠りこけていました。


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10月15、16日と、"ORGANIC FARM 暮らしの実験室"の稲刈りツアーに参加しました。場所は、茨城県の中央部分に位置する石岡市。上野駅から特急を使えば50分たらずで到着です。


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ORGANIC FARMには40アールの田んぼと2ヘクタールの畑があり、畜舎では800羽の鶏と40頭の豚を飼育しています。最近、子豚が生まれました。ここは、37年前から無農薬・有機栽培を実施してきた、「オーガニック」の先駆けです。豚の餌には、近くの学校給食の残り物を使い、家畜の糞は肥料となって畑で使われます。


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ここは手作りの「竪穴式住居」。オンドルで床暖房する実験中です。そばには、結婚式がおこなわれたツリーハウスがありました。


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こちらはツアーのスケジュール。初日が雨模様になってしまったため、残念ながら稲刈りは中止。その場で参加者みんなの希望を聞いて、代わりのプログラムができあがりました。


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そんなわけで1日目は、"カレー王子"のつくったスパイシーキーマカレーを堪能したり、


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"石けん王子"の指導の下、ココナッツオイルやパームオイルでせっけんを作ってみたり、


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"パン王女"たちの手作りスイートポテト入りふわふわ焼きたてパンを味わったりしました。

…………そうそう、稲刈りに来たんでした。次の日は張り切りますよ。


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台風で倒れてしまった稲を起こして、一束一束、鎌で刈っていきます。ちなみに、一束でお茶碗一杯分のお米がとれるそうです。


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刈った稲はひもで縛って、天日干しをします。これを「はざかけ」といいます。水分が多いと、風味が悪くなるので、おいしいご飯を食べるには欠かせない作業。いまでは乾燥機が使われることがほとんどだそうですが、ここでは昔ながらの方法を続けています。1週間ほど乾燥させてから、脱穀の作業に写ります。


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いちおう、放射能が計れるガイガーカウンターを持っていきました。刈り取った稲のそばで計った値は、毎時0.1マイクロシーベルト。年間になおすと0.88ミリシーベルト。日本人の年間平均が1.4ミリシーベルト(放射線科学センター調べ)ですから、なんともない数字ですね。


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今回のツアーの参加者は、のべ20名ほど。どちらか1日だけの日帰り参加もok。なんだか初対面のはずなのに、親友にとすごしている気分になれる、そんないごこちのいい場所でした。

ここでは、いろいろなツアーがおこなわれているそうです。大豆を育てて味噌や豆腐をつくったり、燻製室でソーセージをつくったり、石釜でのピザ焼きも企画されるとか。

日常から少し離れて、季節を味わいたい・楽しみたい方は一度のぞいてみてはどうでしょう。

webサイトはこちら→ 『ORGANIC FARM 暮らしの実験室


2011年10月19日

一年間ゴミを出さないで暮らした家族――"No Impact Man"



一年間、ゴミを出さないで暮らした家族のドキュメンタリー映画が「地球にやさしい生活(原題:No Impact Man)」だ。

場所はニューヨーク。マンハッタンのど真ん中。作家のコリン・ビーヴァンは、経済記者の妻、2歳の娘とともに"No Impact Project"に挑戦する。それは、可能な限り環境への影響をあたえずに、家庭生活を送ること。

(1)車・電車・飛行機を使わない。
(2)ゴミを出さない。
(3)400km以上離れた場所からの食品を買わない。
(4)電気を使わない。

というように、段階的にインパクトを減らしていく。

ゴミはどうすれば出さないか。まず、新しい物は買わない。それから、食料は包装されていないものを、青空市場で買ってくる。外食はしない。ナプキンやティッシュ・オムツ・トイレットペーパーはすべてボロ布を使う。どうしても出る生ゴミは「ミミズ箱」でコンポスト化するという徹底ぶり。

電気を使わないためには、照明はすべてロウソク。冷蔵庫はクーラーボックスに氷を入れる。どうしても必要な分は、ソーラーパネルで発電する。

なんとも手間がかかる生活で、実際に協力者の妻はしょっちゅう愚痴をこぼすし、当のコリンも「クソッ! なんて不便なんだ」と不満を漏らすこともある。「偽善者」「不衛生」「英雄気取り」などなど誹謗中傷も浴びる。

でも、全体に流れるのは「楽しもう」という気持ちだ。

バスタブに自家製の洗剤と洗濯物を入れて親子3人で足踏みしたり、電気を使わなくするためにブレーカーを落とした夜は、友達を呼んでキャンドルパーティーをしたり、自転車で町を駆け回って気持ちいい海岸を見つけたり。

それはきっと、「変化」に適応するためにとても大事なこと。どんなに安定しているかのように思えるシステムも、突発的に、あるいは漸次的にエラーが起きる。そうしたときでも、工夫すればどうにかやっていけるさ、と思うことは、たぶん生きるためにとても必要なことだ。

1年たって、電気をつける暮らしには戻った。なにもかもすべて徹底しつづけるつもりはない。そこまでストイックに生きることはとても難しい。でも、少しの不便は、友達を作って、健康になる方法の一つなのかもしれない。彼らは「不便さ」と引き替えに、こんなものを手に入れた。

・家族と過ごす時間が増えた。
・友人と過ごす時間が増えた。
・生産者と友人になれた。
・ジムに通わず10kgやせた。
・糖尿病の兆候が改善した。
・買い物中毒から抜け出せた。
・ニューヨークの魅力をより知ることができた。
・四季を自然で感じるようになった。

現在、新宿武蔵野館・ヒューマントラストシネマ有楽町で上映中。


2011年10月18日

treasured trash(=タカラモノニナッタゴミ)

「ゴミ」。

それは、ひょいと視点を変えれば、「宝物」とイコールになります。

実家の本棚にあるぼろっちいそれは、もしかしたらドイツ文学者たちにとって、とても貴重な古書かもしれません。

鏡台の上でほこりをかぶっているそれは、「死ぬまでに一度お化粧をしてみたかった」とつぶやくトルコの女性にとって、かけがえのないものかもしれません。

「宝物」。

それは、ぐっと視点をかえると、「ゴミ」とイコールになります。

カバーもなくて表紙がすり切れて落書きがしてある『ドラえもん』のコミックスは、古本屋は引き取ってはくれないでしょう。

そうそう、植物が光合成によって産み出す"酸素"は、やり始めた当初は、それによってまわりの生物がバタバタ死滅するほどの有毒物質でした。

ゴミをいかに宝物にするか。それは、人の視点の問題でもあるのです。

そして、ほら、こういう見方もあるよ。とメッセージを伝えることにおいて、デザインはもの凄い力を持っています。

treasured trashもそのひとつ。

『treasured trash project (トレジャード・トラッシュ・プロジェクト)は、"サスティナブルな地球のために、デザインが出来ること”をテーマに、ただかっこいいものを生み出せばよかったこれまでのデザイン行為から、持続可能な未来への自覚と実践を伴ったクリエイティビティをパブリックに発信していくことを目指す"デザインプロジェクト=企画開発プラットフォーム"です。(webサイトより)』

まだ「エコ」も「3R」も遠い言葉だった、7年前から培われたプロジェクトの芽ぶきの一部をご紹介します。

種。(プロジェクトに紹介された、また生まれた作品たち)

・イギリスのケント海岸に漂流したプラスチックで作られたシャンデリア"TIDE CHANDELIER"
http://www.stuarthaygarth.com/default.asp?V_DOC_ID=1080

・リサイクルしてくれる人たちに届けるための、タマゴのような"資源ポスト"
http://www.mtvjapan.com/special/eco/eco-blog/archives/2007/04/post_16.html

・「さよなら」ではなく「またあおうね」とゴミに向き合うキャンペーン"SEE YOU AGAIN!"
http://www.canaria-world.com/works/seeyouagain.html


芽。(プロジェクトから閃きを受けてうまれた商品・製品たち)

・スマートな収納インテリアとしての、3段分別モバイルゴミバコ"ステイ・アット・ラダー"
http://giftlab.ocnk.net/product/44



また、「treasured trash」に参加していた徳田祐司さんは、その後、こんな仕事を生み出しました。

・軽量で「絞る」ことが可能なペットボトルにより、リサイクルの効率を最大限に高めた飲料"いろはす"
http://www.canaria-world.com/works/ilohas.html
・「ゴミを捨てることが楽しくなる」コカコーラ社のリサイクルボックス"リサボくん"。
http://www.canaria-world.com/works/risabo.html


このブログも「種」になることを目指していきます。


2011年10月17日

復興地の「つくる」まとめ

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この光景から、人はなにをつくることができるだろうか。


たとえば、ギターをつくることができる。


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ZERO-ONE再生プロジェクト」は、東日本大震災によって発生したガレキの中の木材や素材をつかって、和太鼓やギター、ウクレレなどを製作・販売する。忘れないための楽器、立ちあがるための音楽をつくる。彼らはその素材を「ゴミ」でもなく「廃材」でもなく「思材」と呼ぶ。そこには想い出が、そして復興の思いが詰まっているのだから。


たとえば、オモチャをつくることができる。


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ワタノハスマイル」は、石巻市の渡波小学校におしよせたガレキをつかって、子どもたちがオブジェをつくったワークショップ。子どもたちの笑顔がこもった作品たちは、見てるこちらに元気を与えてくれる。彼らはその素材を「町のカケラ」と呼ぶ。


たとえば、ミサンガをつくることができる。


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トモノテ」のミサンガプロジェクトでは、漁網の修復糸をつかって、被災した漁業者のおかあさんたちがミサンガをつくり、イベントなどで販売している。糸は全国の漁村から支援してもらったものだ。売上は、水産物の加工場を作るための投資になる。


たとえば、ちゃぶだいをつくることができる。


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Creative for Humanity」は杉の間伐材を使って、避難所で子どもたちがお絵かきをするためのちゃぶだいを提供した。この不思議なデザインのちゃぶだいは、もともと、「Rebirth project」が不用木材をつかってデザインしていたもの。被災した職人がひとつひとつ、手作りしていった。


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