2011年04月08日

続かないのが悩みの種? コンポストの取組inインドネシア#6

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海外青年協力隊の方に、ジョグジャカルタ市の環境局を案内してもらいました。


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同じ敷地内に清掃局もあり、お疲れ気味のゴミ回収車がずらりと並びます。


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応接のクッション。よく見ると、中に詰まっているのはプラスチック包装の切れ端です。


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3R(Reduce:排出削減、Reuse:再使用、Recycle:再資源化)を伝えるポスターが、大量にありました。


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こちらはコンポストの調査用サンプル。スラバヤ市で普及が進められている「タカクラバスケット」を使って作られた堆肥です。どんな品質の肥料になっているのか、これから調査します。

ジョグジャカルタ市の最終処分場は逼迫しており、2012年には一杯になってしまうそうです。そのため、ゴミ処理には力を入れており、バスケットも無料で配布しました。

ところが、先日ある村を調査したところ、配布した60戸の家庭のうち、半年間継続して使っていたのはわずかに3戸。残りは放置され、虫が湧いていたそうな。
発祥のスラバヤ市でも、やはり使っていない家庭がありました。習慣を変えるのは難しい。


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とはいえ、役所にこんなグッズが置いてあるのですから、力の入れっぷりを感じます。少しずつ、変わっていくことでしょう。
posted by 瀬戸義章 at 21:20 | Comment(0) | 7カ国目「インドネシア」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年04月07日

アンティークは作るもの? ジャカルタのスラバヤ通り

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ジャカルタには、アンティークのお店が100店舗以上ならぶ、PASAR ANTIK(アンティーク市場)があります。別名、スラバヤ通り。松任谷由実が唄う『スラバヤ通りの妹へ 』の、その場所です。


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店内には"それらしい"品々が並びます。


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おや、なぜインドネシアに日本兜? 占領時代もありましたし、いまも1万人以上の日本人がこの国は住んでいますから、そこで仕入れたのでしょうか。人が被るには小さすぎるサイズです。端午の節句につかうような飾り物かな。


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これは植民地時代に使われていた船の操舵輪でしょうか。……と思ったら、横にLONDONと書いてありました。あれ、インドネシアはオランダの植民地だったはず。えーと、イギリスの船も寄港してなくはないのか。


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通りで金属を磨くおじさん。ランプのようです。


アジア/ジャカルタ・みどころ』 によると
「アンティーク好きならぜひおさえておきたいのが、ジャカルタのメンテン(Menteng)地区にあるスラバヤ通り(Jalan Surabaya)。道の両側に並ぶ露店では、ランプ、ブロンズ製品、腕時計、タイプライター、磁器など、さまざまなアンティークが手に入ります。値段はすべて交渉制。ただし、これらの品物の中にはアンティークでないものも多いので、購入の際には注意を。」だそうです

どうやら、古びた素材を作り替えて、アンティーク風にして売っているようです。うーん、これはこれで、リメイクといえる。かな?


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オープンリールのテープレコーダーを扱う店がありました。東京湾に怪獣が出現しそうですね。


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この店には古びた写真アルバムが置いてありました。恋人や仕事仲間とのシーンが写っています。ぱらぱらとめくってみましたが、どれもプライベートなショットばかり。

「これは誰の写真なんですか?」
「知らない」

誰か、のアルバムです。店舗のディスプレイなどに使えるのかもしれませんが、見ず知らずの人の写真アルバムが「商品」になるのもなんだか意外です。

日本で遺品整理をやったときに、写真アルバムを複雑な気持ちでゴミ袋に入れたことを思い出しました。


posted by 瀬戸義章 at 23:18 | Comment(5) | 7カ国目「インドネシア」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ゲームボーイからトイレまで!? ジャカルタの中古マーケット

インドネシアの首都、ジャカルタには総合リサイクルショップは見当たりませんでしたが、代わり中古品の市場が賑わっていました。訪れた場所をご紹介します。

※ちなみに値段は最初の言い値にすぎません。ふつうに交渉すれば、少なくとも半額にはなります。


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まずはJatinegaraのがらくた市。道路に堂々と売り場を作っていきます。


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所狭しと並びますから。


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まさか、ここ、トラックの下だよ? 休日だから動かさないんだろうけどさ…… 場所取り競争も熾烈です。


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この炊飯器は60,000インドネシアルピア(約600円)。


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扇風機は70,000インドネシアルピア(約700円)でした。東南アジアでは必需品なので、よく出回っています。


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! どこかで見たゲーム機がありました。壊れていそうなゲームボーイは20,000ルピア(約200円)です。


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通りの角で、壊れた扇風機のモーターを金槌でたたき割っていました。見ると、中身を分別しています。銅線などを売るのでしょう。


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続いて、Kalibaruの中古屋街。先ほどが青空市場だったのに比べて、こちらは店舗が並びます。


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韓国製の丸形ブラウン管テレビ20インチ、500,000インドネシアルピア(約5,000円)。同行してくれたホームステイ先の旦那さん、Wiwiesによれば、新品は700,000インドネシアルピア(約7,000円)で買えるとのこと。


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この店では、中古の事務イスを補修して販売しています。ひとつ850,000インドネシアルピア(約8,500円)と言われましたが、こりゃ、ふっかけられてますね。


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通りには衣料・家電・家具・日用品・車・バイクの部品から、建材の中古品まで、およそあらゆるものが売られています。


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おおっと。トイレの中古品までありました。


なぜジョグジャカルタにリサイクルショップがあって、ジャカルタにはないのか不思議に思いましたが、これだけ中古市場が活発だと、逆に総合店を進出しにくいのかも、と感じました。


posted by 瀬戸義章 at 00:27 | Comment(1) | 7カ国目「インドネシア」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年04月05日

リサイクルショップでわかる、国の経済成長。

リサイクルショップを見て、その国の経済発展を知る方法があります。


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ここはインドネシア、ジョグジャカルタ市のリサイクルショップ「Barkas」。店名は「中古品」という意味です。毎日、原付でたくさんの客が訪れます。


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入口近くは家具中心。同じ大きさの部屋がほかに二つあり、家電や衣服、おもちゃなどが販売されています。なかなか大きな総合リサイクルショップです。


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この机は一つ175,000インドネシアルピア(約1,750円)。


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ブラウン管のテレビは405,000インドネシアルピア(約4,050円)。


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バトミントンのラケットがたんまり。ひとつ5,000インドネシアルピア(約50円)とお安くなっています。じつはインドネシアはバドミントンが国技。オリンピックで5大会連続金メダルをとるほどの強豪国です。引退後、日本で指導している選手もいるとか。

さて、これらの商品、すべてジョグジャカルタの住民から買い取った品物です。当たり前じゃないか、と思われるかもしれませんが、国によって中古品が自国内で回るか、外国からの輸入に頼っているか、異なります。

中古品が自国内で回っている国は、それだけモノが豊かで、経済発展が進んでいる証拠です。今回の旅で訪れた国では、シンガポールやタイがそうでした。

一方、フィリピンやベトナム、カンボジアは、中古品も輸入販売しています。買った品物は壊れるまで使い続けるか、あるいはそもそも買えないか。自国内で二次使用できるほど、モノが回っていない、というわけです。


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そんなわけで、買い取った商品をお喋りしながら商品のメンテナンス。……機能しない飾り物だよね? 銃の所有許可をとるのは難しいって聞いたし。


posted by 瀬戸義章 at 23:10 | Comment(0) | 7カ国目「インドネシア」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年04月04日

ゴミの山で育つ牛たち インドネシア PIYUNGANゴミ処理場





牛。人。牛。人。人の群れと、牛の群れ。そのすぐ脇をブルドーザーが押し通っていく。彼らが立っているのは、大地ではない。もち米を包んでいた笹の葉やバナナの皮、鶏の骨、ビニル袋、空き缶、新聞紙などが混ざり合い積み重なり合い、山となった場所だ。


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PIYUNGANゴミ処理場。インドネシアの古都、ジョグジャカルタ市のゴミが廃棄され、埋め立てられる場所だ。

ゴミ捨て場と、そこに住むスカベンジャーと呼ばれる人びとならば、各国で見てきた。使いかけの香水の小瓶を拾い、娘へのプレゼントができたと喜んでいた姿を間近にした。フィリピンにも、タイにも、東ティモールにもそうした人びとはいた。


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しかし、ここには牛がいる。

牛たちは、毎日、近くの家々からこの場所に連れてこられているそうだ。生ゴミを食べさせるために。インドネシアでは生ゴミ処理に躍起になっていることは、これまでの記事でお伝えしてきた。この方法をとれば、生ゴミを処分できるだけでなく、牛の餌代もかからずにすむ。一石二鳥というわけだ。


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バイク屋台でミートボールを売っているAliに話を聞いた。
「あの牛は育ったら、イスラムのお祭りの生け贄に使うんだ。成牛はバイク一台が買える値段だよ(12,000,000インドネシア=約120,000円)。」


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生ゴミを牛に食べさせる取組は、もともとソロ市で行われており、数年を経て、ここPIYUNGANゴミ処理場にもやってきた。研究機関によれば、食用にしても問題ないらしい。

「ぼくは平気、食べられます」
同い年でここまで案内してくれた、Rafikは面白そうに携帯で撮影していた。


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見方によっては、見事な工夫である。面倒なコンポスト化など必要なく、ゴミを削減でき、食料も生産でき、貧困層への収入源も確保できる。その証拠に、スカベンジャーはしっかりとした家に住んでいた。

頭ではそう理解できる。


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時刻は午後三時。日差しは殴りつけてくるかのように熱く、砂ぼこりは舞い、生ゴミのすえた匂いが質量をもって襲ってくる。

そうしたことには慣れたけれど、

ゴミ捨て場にたくさんの人がいて、車から投棄されるたびに歓声を上げて拾っていく。

そうした光景も見てきたけれど、

牛?

数十頭の牛たちが、生ゴミをせわしなく食んでいる。子牛の口からビニル袋を垂れている。

人があさるほうが、よっぽどひどい光景じゃないか、と思うのだけれど、その生々しさに圧倒されてしまった。

「帰ろう」
ガイドのRafikにそう告げた。

その夜、ここに埋まって、彼らに食べられる夢を、見た。


posted by 瀬戸義章 at 17:13 | Comment(0) | 7カ国目「インドネシア」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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