2011年01月14日

売れるかどうかはアイデア次第? チェンマイの(ほんとに)ガラクタ市場

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これは……「足踏みミシンの土台部分」のようです。チェンマイで毎週末開催されている、「ガラクタ市場」に並んでいました。えっ、ということは「商品」? ガラクタすぎないかい。と、思っていたところ、意外なところで使われていました。それが何かは、後ほどお伝えいたします。


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ちなみに、タイでは、あちこちの通りで、こうした服の修理屋を開いています。30〜120バーツ(約90円〜360円)で縫製してくれるようです。ガラクタ市場に出品されたのは、ここで使われていた物なのか、あるいは家庭で使ったものなのか、いずれにせよ巡り巡ってやってきたようです。


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バンコクのナイトマーケットも、なかなかの品揃えでしたが、こちらは輪をかけたラインナップ。本当に、家でいらなくなった「ガラクタ」が並んでいるようです。


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さて、「足踏みミシンの土台部分」の使い道はコチラ! 食堂のテーブルとして再利用されているようです。それも、気がつけば、いくつかの食堂に置いてありました。流行中?(1)インテリアとして雰囲気作り。(2)頑丈。(3)キャスター付きで動かしやすい。などが理由でしょうか。


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ところで、この「事務イスの足」もガラクタ市場に出品されていましたが…… ううん、これはどうしてるんだろう。アイデア募集中、かな。


posted by 瀬戸義章 at 00:43 | Comment(0) | 2カ国目「タイ」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月12日

タイで日本の家具が生まれ変わる!リサイクルショップ『モノココ』

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チェンマイ旧市街地から、車で南へ約20分。工芸品のお店が2kmほど並ぶ通りの一角に、リサイクルショップ、『モノココ』があります。


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お店の中は「和」のイメージで洗練されており、並ぶのは食器にテーブル、収納家具。ぱっと見て、中古品を販売しているとは思えません。


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その理由は、こちらの倉庫にありました。ここでタイ人の職人が、家具や自転車を修理しているのです。


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色を混ぜ合わせ、はげた部分の塗装を再現します。


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表面のめくれた部分は、接着。


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スムーズ引き出しの出し入れができるように、研磨をかけています。

このように、本格的に、こだわりをもってリペアしています。状態にもよりますが、1日に修理できるのは2人で4品だとか。


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家具だけでなく、自転車も徹底的にメンテナンスして、見違えるようにしていました。現在は、家具と自転車の職人が、一人ずつ働いており、その下にそれぞれ弟子が修行中との事です。


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こちらはユン店長。一番人気は無垢材の家具。大型家具でも、どんどん売れているそうです。


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日本ではこうした家具はほとんど需要が無いため、粗大ゴミとして破砕される運命にありました。タイに運び、修理することで、再利用されているわけです。

『モノココ』は北海道に2店舗、そしてチェンマイに1店舗あります。経営するのは、ルーツ・オブ・ジャパンの湊社長。日本の良い文化を大切にしたい! もっと広めたい! という理念のもと、 「モッタイナイ」を無くす、ゴミゼロ社会を目指しています。

「日本の中古品を、タイで再生して販売するだけではありません。日本の着物を、タイで加工して、バッグを作り、また日本で販売するなど、双方向にいくらでも工夫ができます。そして、国によってニーズが違いますから、日本-タイだけでなく、世界中に展開することで、より多くの"不用品"を活かせるようにしていきます。SONYのような、世界的ブランドとしての、リサイクルショップを目指します!」


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湊社長、ありがとうございました!


posted by 瀬戸義章 at 23:11 | Comment(0) | 2カ国目「タイ」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月09日

タイはお寺が不用品回収? SuanKaew財団の取組み

タイでは寄付が盛んに行われています。これは、徳を積む、という考えに基づくものです。その証拠に、不用になった衣服等を入れる箱が、駅の中、お店の前、大学の中などあちこちにあります。


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そして、服だけでなく、さまざまな不用品を引き取り、慈善事業に活用しているのが、SuanKaew財団です。この財団は、Phra Payom Kallayanoという、タイで最も高名な僧侶が立ち上げたもので、webサイトによると、18の社会事業を行っています。


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社会事業のうち、寄付した品物を、貧しい人々に分け与えるのが "Good Will project"、その品物を販売して、事業資金に充てるのが "Poor People's Supermarket project" です。

家庭の不用品に限らず、オフィスのイスや机・棚・パソコンなども回収してくれるそうです。タイのIT企業で働く方がそう教えてくれました。(「予約した日に取りに来てくれなかった、しかも2回。」だそうですが……)

ネットで調べてみると、寄付したことをPRしている会社もありました。

TT NETWORK INTERGRATION THAILAND

ADVANTEST

さらに、事業の詳細について、タイの友人に頼んで、インタビューしてもらいました。

――何を寄付できるのですか? 家電や家具など、どんなものでも良いのでしょうか。また、壊れていても大丈夫ですか?

「寄付品は何でもOKです。不用なもの、家具も電気製品も、壊れたものでも大丈夫です。トラックで取りに行き、こちらで分別します。まだ使えるものは必要そうな人にあげます。そのまま使えないならリサイクルします。」

――活動範囲はどれくらいなのでしょうか?
「バンコクおよび首都圏が中心です。ただし、トラック半分以上に量があれば、場所によっては取りに行きます。」

――だれに寄付しているのですか? また、今までにどれくらいの人々を支援してきたのですか?
「物によって違います。、必要としている人に渡します。我々は1993年から、大規模にこのprojecctをしています。」

最後に、一橋大学の修士論文の中に、この財団の活動に触れている箇所があったので、抜粋してご紹介します。

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<ワット・スアンゲーオ>
 ワット・スアンゲーオはバンコクの北、ノンタブリー県にある大きな寺である。バンコクの中心部から車で40分ほどで、水田が広がるのどかな風景に囲まれた寺に着く。境内には、様々な慈善活動のためのセンターが建っている。この寺が慈善活動を始めたのは1986年、住職のプラ・パヨムの意志によってスアンゲーオ財団が設立されて以来である。住職はユニークな説法と積極的な社会活動により徐々に高名になり、今では、プラ・パヨムの説法を聞くために遠方から車でタンブンにやって来る信者が大勢いる。土日には、寺の敷地内一杯に車が止められ、まるで何かのテーマパークのようである。
 財団によると、現在行っている活動は14種類あるが、目的は主に青少年の健全な育成と貧者救済の二つに分かれる。学校の夏休みを利用して、少年達を寺に集め、仮の僧侶として模擬出家させることで、心身の健全な育成をはかり、仏教の基本的な思想を教える活動が毎年行われている。また、失業したり、火事で焼け出されたり、行き場のなくなった人々を受け入れるシェルターもある。ここでは、食事と住居が無料で提供される。希望するものには、家電製品や家具などを修理する職業訓練を行っている。障害者や、捨てられた老人も受け入れており、一生、寺で面倒を見ると約束している。
 寺を訪れる信者は金品の寄付の他に、壊れたり、不要になった家具や電気製品を持ち込み、寄付としておいていく。寺の敷地内には、古い家具や冷蔵庫、エアコンなどがうず高く積まれた場所があり、一見粗大ゴミ捨て場のようである。これらを修理をして、新たに販売するのが寺に住む貧しい人々である。彼らは、修理や販売による収入はもらえないが、食事と寝場所は寺によって保証されている。修理の仕事を覚えたら、寺を出て、自立して修理工になるように、というのが寺の計画だ。現在、寺で生活する人々は500〜600人いる。
 このシェルターは、バンコクに5カ所ある労働社会福祉省公共福祉局が管轄するシェルターの一つに指定されている。しかし、寺によると、政府からの支援は特にない。
 この寺では障害者を対象に特別な活動を行っているわけではないが、シェルターで暮らす人々のなかには障害をもった人が多く、財団の運営をするスタッフの一人も障害者である。健常者に比べて、仕事を見つけることの難しい障害者が、貧困状態にあった場合、物乞い以外の道で暮らして行くには、このような寺の存在が必要になるだろう。タイでは、寺に行けば食事と寝る場所は提供されると言われているが、多くの寺は社会活動に関心を持っていないため、ワット・スアンゲーオのように、寝食の提供に加えて、その先の自立のための方法までもは示してくれない。しかし、この寺でこのような活動が可能となるのは、人気がある寺で、寄付が沢山集まるからであって、そうではない一般の寺に、社会活動を始めるような資金はなかなか出せないだろう。また、住職の人徳や思想が、寺のあり方を大きく左右するため、社会活動を行う際には、僧侶個人の力量も大きく問われる。
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posted by 瀬戸義章 at 21:08 | Comment(1) | 2カ国目「タイ」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ダンボール専門のリユースショップ!?

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ある日、地図で見かけた「ダンボール屋」の文字。この地図は、『ちゃ〜お』という、チェンマイの日本人向けフリーペーパーに付いているのですが、いったい、ダンボール屋とは? 気になったので、行ってみる事にしました。宿から歩いて40分ほどの距離です。

2回ほど行ってみましたが、あえなく空振り。3回目、たまたま別件で近くを通ったところ、


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ありました! たぶん、これのはず。屋台というか、青空店舗? ちなみに今は乾季のため、まったくと言ってよいほど、雨は降りません。そのかわり、雨季は、スコールがひどいそうですが、営業は今の時期限定なのでしょうか。ぬれたら商品が台無しですよね。


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お客さんがダンボールを物色中。明らかに中古のダンボールです。iMACの箱なども普通に並んでありました。


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値段は一枚5〜10バーツ(約15〜30円)と、思ったよりかなり高い金額で販売されています。ジャンクショップへの持ち込み価格が4バーツ(約12円)/Kgですから、廃品回収に出すよりこうして販売したほうが儲かりますね。


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ちなみに、これは別のミニストア前。ダンボール置き場のようになっていますが、奥できちんと(?)営業しています。

ジャンクショップの価格を考えると、コンビニやこうした店舗の前においてあるダンボールを分けてもらったほうが、安く済むような気もするのですが。ともあれ、少し変わったリユースビジネスのご紹介でした。

posted by 瀬戸義章 at 20:12 | Comment(0) | 2カ国目「タイ」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月08日

タイのソーシャル企業支援 ChangeFusionへのインタビュー#2

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インタビュー第二段。今度はSkypeを使って、Mr.Jackが担当している"GIN(Grassroot Innovation Network)"の話を伺いました。

――どういう活動なのですか?

「タイの東北、プリラム県で、有機農法を促進するprojectです。南部のように二期作・三期作をすることができないので、生産性が低い零細農家に対し支援しています。


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農地は広いので、その一角を使ったテストからスタートしました。

有機農法は、簡単に言えば化学肥料を使わない農業です。お金が潤沢にあるわけではないので、新たなものを買うのではなく、あるものを工夫して生産性を上げよう、というわけです。

生ゴミや牛・馬の糞、水草、土壌のミネラルをうまく配合して肥料を作っています。」

――どれくらいの規模なのでしょうか?

「主には12の村を対象としています。ひとつの村は200世帯ほどですから、約2,500世帯ですね。これら家から出た生ゴミなどを、コンポスト工場に集めて肥料を作っています。」

――良い有機肥料を作るためには、有用微生物を集める必要があると聞きましたが、それはどうしているのですか?


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「もち米を使っています。蒸したもち米を竹や稲の根元に置いておき、そこから微生物を採取するんです。ホワイトボードにイメージ図を書いてもらいますね。」

――面白いですね。それはあなたが考えたのですか?

「いいえ。これは昔の方法で、それを復興したにすぎません。こんなふうに、地元の知恵を集めて、うまく活かしています」

――GINの現状と、これからについて教えてください。

「現状では、有機農法によって、作物や肥料、オーガニックな殺虫剤などが作れるようになっています。この市場を中部や北部に広げていくのが、今後の課題ですね。」

――最後に、日本に向けたメッセージをお願いします。

「有機農法で作られた作物を買うことは、農家と消費者の両方にとって良いことです。ひいては、人類社会をサステナブルにすることに繋がります。

 また、僕たちの活動は、先日、朝日新聞に取材されました。1月下旬に発行されるそうなので、ぜひそれも読んでください。」

Mr.Jack、ありがとうございました!


posted by 瀬戸義章 at 01:53 | Comment(0) | 2カ国目「タイ」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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