なぜかというと、ゴミが詰まって、道路の水はけが悪くなるからです。これは、アウトレットモールの水詰まり。6〜10月の雨季には、交通が麻痺するほどの浸水が起きているそうです。リサイクルショップのオフィスバスターズさんも、店舗を探すときは、浸水しない様に、物件の高さに注意するとか。
それくらい、あちこちでポイ捨てされているのが、フィリピンです。どこの道路もおよそこんな具合です。
こちらは、MDAA(Metropolitan Manila Development Authority)による道路清掃の様子。富裕地区のメインストリートでは、清掃しているところを見かけます。たまに、ですが。
ゴミのポイ捨てはだめよ、と禁止する看板をいくつか見かけましたが、効果のほどは、どうでしょうか。
市長クラスが参加する、日本の中古品オークション「ICHIVAN YASUI AUCTION」に参加した時のこと。参加者は、席に座りながら、スナック菓子の袋をぽいぽい床に捨てていました。
また、コンビニの店舗内休憩スペースで、休んでいたときの事です。レジ袋を床に置きつつ、パンとペプシを買って食べていたら、スタッフにさっと回収されました。(袋を使うつもりだったので、返してもらいましたが)
ファストフードでも、食べ終わった後は店員が片付けにくるので席に放置、です。
こういう事からみるに、ポイ捨てを禁止、しても、人々に根付くにはなかなか難しそうな気がします。なにせ、信号を渡らない国ですからね。シンガポールは重い罰金を貸す事で、それをクリアしているみたいですが、そういえば、日本はどうやって習慣づけしたのでしょうか。
一方、家のゴミは、こんな風に、外にある袋に溜めておき、週に一回、決められた曜日に回収に来ます。
ホームステイ先のWendyにきくと、瓶と缶は別に分けて出し、生ゴミは犬の餌にして、残りはまとめてゴミに出しているそうです。
街で見かけたごみ収集車。一人がバケットの上に乗って、3人がかりで回収します。
分別しなきゃ回収しないよ、という法律もできたそうですが、それがなかなか実行されていないのは、コチラの記事でふれています。
さらに、ゴミを焼く事もフィリピンでは禁じられていますが、ゴミの野焼きもあちこちで行われています。だって量が減るじゃん、とのこと。
いま、レジ袋の回収を店舗に義務付ける法律を審議中のようですが、法律と生活との間に、架け橋が足りてないのでは、と、強く感じました。