2010年11月19日

日本が不用品を「輸入」してるかも。

今日は、ゴミ専門誌のアジア特集を取り寄せて予習しました。参考にしたのは『資源環境対策(2007年11月号)』『市民が作るごみ読本C&G (NO.10)』気になった点をメモメモ。

2010111801.jpg

【アジアのゴミ事情】
・アジアにおいて一人当たりのゴミ排出量がもっとも多いのは香港。次いでシンガポール、日本は第三位。
・アジア諸国のごみ問題は、安全・衛生・環境汚染が問題。ゴミ捨て場の崩落で100名単位の住人が死亡するなど、「ゴミで人が死ぬ」。
・インドやマレーシア、タイ、フィリピンのゴミ都市部は収集率70%。地方では40%に下がる。
・カンボジア、中国、インドネシア、マレーシア、フィリピン、タイ、ベトナムでは、廃棄物運搬や処理の許可制度、排出者へのマニフェストシステムなどを導入しているが、うまく運用できていない。

【国際3Rの問題】
・中古品の輸出は、安価であることから途上国には高い需要があるが、使用済みとなるまでの時間が短く、廃棄物の増大につながっている可能性がある。
・リサイクルされる再生資源については、リサイクルする過程での汚染の問題が生じている。
・民衆レベルのグローバルゼーションに対する考え方は「フェアトレード派」と「ローカリゼーション派」がある。3Rに関していえば、再利用やリサイクルができるのであれば廃棄物途上国に売ってもいい、という考え方が「フェアトレード派」。地域で循環するような形が望ましい、外国に運ぶなんてもってのほか、という考え方が「ローカリゼーション派」

【国際3Rにおける日本の動き】
・日本の輸出品のうち、重量ベースで1割がスクラップ品。
・日本から輸出された廃プラスチックの量は、1995年の約15万tが、10年後の2005年には1,050万tに増大している。
・有害廃棄物の越境について規制するのが1992年に発効したバーゼル条約。日本は、国際間での循環型社会を構築すべきだと2004年に提唱しており、国際流通の障壁を下げようとしている。適切にリサイクルできるならば手続きを簡素化すべき、という考え。これは、有害廃棄物の輸出増につながると、途上国政府やNGOから非難された。
・日本では最近、非鉄金属の国際価格の高騰やレアメタルの逼迫から、廃家電の国内処理だけでなく、途上国からの携帯電話などを輸入して、資源回収をしようという動きが出てきた。


なるほど。

収集率70%って意外と高いじゃん、と思ってしまった。でも、捨てるゴミの3割を道にばら撒いている、と考えると、やっぱ問題かも。

「中古品は使える時間が短いから、かえってごみが増えるんじゃ?」という視点は面白い。しっかり作った昔のものと、簡素に作った最近のものでは耐久性に差があるから、一概には言えないと思うけど。現地で実際に調べよう。

日本が不用品を輸入してる/しようとしてるとは知らなかった。深堀しよう。


posted by 瀬戸義章 at 00:58 | Comment(1) | 予習編「と、日本では聞いたけど」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年11月17日

ゴミをよこせと強盗殺人? インドネシアの廃棄物事情

現地を取材する前には予習が大事。ということで日本環境衛生センターの宮川様に、東南アジア、とくにインドネシアの廃棄物処理事情についてお話を伺ってきました。

・以前は政情が不安定だった。政情が不安定だと人も殺伐とする。「ゴミをここにおろせ」と揉めて、運転手が殺されたこともある。ゴミのなかから売れるものを集めるため。

・公務員に「インドネシアに粗大ゴミなんてありえません。大きいものは使えるじゃないですか」と言われた。日本は修理コストが高すぎる。

・インドネシアではリアカーでゴミを運ぶ。町内会単位で行われているが、これは戦時中、日本軍が導入した制度。衛生のための最低限の回収が精一杯。リサイクルするためにはなるべく上流工程で分別をしたいが、なかなかうまくいかない。たとえばコスト。極端な話、2種類の分別をすると、物流費が2倍になる。いまでさえ廃棄物処理費が自治体予算の20%を占めている。

・昔はレジ袋が資源として売れた。洗濯物みたく干されていた。いまは資源的な価値が下がり、捨てられるがまま。ヒラヒラと舞って、「白害」と呼ばれている。途上国は政府のガバナンスが小さいので、経済原則の働き方が大きい。

・日本製の製品はどんなに古くても信頼性が高い。

・インフォーマルセクターのフォーマル化が課題。つまり「ゴミ漁り」をいかに公的なリサイクル活動に持っていくか。

・2004年に小泉首相が、リデュース、リユース、リサイクルを国際的に推進するための「3Rイニシアチブ」を提唱したが、国レベルだけでなく、自治体レベル、つまり現場レベルでの交流が不可欠。

・アジアの中間層が増えたことを感じる。JICAの研修に20年間携わってきた感想。研修参加者には日当が1日4,000円支払われるが、以前は「1ヶ月研修に来るだけで、家族が一年間養えると言われ、国に仕送りが当たり前だった」。いまではふつうに日本で国内旅行をみんなしている。

うかがった中でも、とりわけ「修理」と「フォーマル化の取り組み」がポジティブな取り組みとして深堀できそうです。宮川様、ありがとうございました!



posted by 瀬戸義章 at 23:32 | Comment(2) | 予習編「と、日本では聞いたけど」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年11月16日

これで安心? iPhone完全防水装備&電子機器グローバル対応

東南アジアといえば、南の島。南の島といえば、スコール。一時間あたり数十ミリの豪雨が降りかねない以上、電子機器の防水対策をしっかりせねばなりません。

家電量販店を探すと、iPhoneのアクセサリに、防水装備がありました!

2010111602.jpg

ジプロック…

こほん。ええと、この状態でもタッチパネルの操作は可能です。なんと、通話も滞りなくできます。実験しました。格好さえ気にしなければ、ですが。まあ、日本で使うことはないでしょう。

他の電子機器ですが、デジカメは防水のものなので、あとはPCを同じ要領でビニル袋にくるめばよさそうです。

つぎに、iPhoneの国際ネットサービスについて、ソフトバンクのストアに聞いてきました。

2010111601.jpg

ソフトバンクには、「海外パケットし放題」というサービスがあるようです。iPhoneの場合、設定>キャリア>各国の定額対象事業者を選択するだけで、サービス適用とのことでした。定額対象事業者の一覧を見ると、今回訪問予定の国のうち、ベトナム・カンボジア・東ティモールは残念ながらサービス対象外みたいです。

ちなみに、定額といっても単位が「一日」で、最大1,480円。一ヶ月フルに使うと、44,400円。かなりいい値段だこりゃ。

従量制の国は、1KBの通信につき2円。Twitterのホーム画面を保存したところ、682KBありました。画面を一度開くだけで1,364円。もちろん、iPhoneからの閲覧は容量が減りますが、うかつにネットはできなさそうですね。

また、電気の事情も国によってことなります。まず、コンセントの形が違う。日本から持ち込む場合、変換機が必要です。国によっては、地域ごとに、差込口の形が違うとか。統一しようよ。

2010111603.jpg
コンセントの差込口変換器。通称ウルトラホーク一号(嘘)。

電圧も違います。日本は100Vですが、一般的に海外はもっと電圧が高いようです。発電所から長距離にまで送るからかな? とはいえ、PC、デジカメ、iPhoneともに100V〜240Vまで対応可能との事。ひと安心、ですが。

2010111604.jpg

電源ケーブルは100Vしか対応していないとの事。まず大丈夫だと思いますが。
そもそも途上国は電圧が不安定だそうです。使えなくてもしょうがない、くらいな精神が最終的にはもとめられそうですね。これでITは大丈夫、なはず。後は現時の状況しだいで、臨機応変に対応します。



posted by 瀬戸義章 at 23:56 | Comment(0) | 準備編1 「ゴミダビに行く前に」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年11月15日

乾いているか濡れてるか? 東南アジアの分別事情

神戸市で行われた「アジア3R自治体間ネットワーク会合」に参加しました。

詳細は後日お伝えするとして、印象に残った点を箇条書き。

・カンボジアでは農村部から都市部への移住が急激に増えている。農村民はそもそも分別ということを知らないどころか、所構わずゴミを捨てる。きちんと袋にいれて捨てるように教育が必要。水分を含むものとそうで無いものに分別している。

・有機物か無機物か、での分別が多い。インドネシアのスラバヤでは72%が生ゴミなど、有機ゴミが多い。だからコンポストによる堆肥化が重要。

・プラスチック製品は、バッグやアクセサリー、置物などにリメイクしている。技術的にケミカルリサイクルがやりづらいから?

・タイではドイツの企業に固形廃棄物の処理技術、制度を学び、廃棄物排出量を半減した。

・ベトナムには「金属リサイクル村」「プラスチックリサイクル村」などのcraft villageがある。

各国とも日本とは全然違う考え方・取り組みもあるみたいです。実際に見るのが楽しみになりました。

posted by 瀬戸義章 at 23:15 | Comment(0) | 予習編「と、日本では聞いたけど」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年11月14日

61億分の3? 吸殻はいたるところに。

2010111403.jpg

読売オンラインの記事によると、10月のタバコ販売本数は、昨年同月対比で7割落ち込み、61億本だったそうです。……7割減ってなおこの本数が毎月売れているという事実の方に驚いてしまいました。

上の写真は、朝、公園の清掃をしたときに撮った写真。吸殻が3本見えますね。

ちょっと計算。

wikipediaによると、日本の総面積は377,930平方キロメートル。これをタバコの本数で割ると、約62平方メートル。

もし、ぜんぶのタバコが、ポイ捨てされていたら? 小学校の教室がだいたい60平方メートルの広さだそうですから、家にも会社にも電車の中にも、東京ドームにも武道館にも、富士山にも琵琶湖にも、あまねく教室一つ分の広さにつきタバコの吸殻1本が落ちている計算になります。(高さは勘定してませんが)

しかも、誰も拾わなければ、毎月増えていきます。3年で36本の吸殻。生徒一人分以上になりますね。もちろん、ぜんぶのタバコがポイ捨てされているわけはありませんが、それにしてもいったいどれくらい捨てられているのやら。

2010111401.jpg

そんなことを、朝、実家近くの公園清掃に参加しながら感じました。だって、外掃除すれば、絶対落ちてるもん。

2010111402.jpg

#ちなみに、公園清掃では掃いたごみから砂を取り除くために、ふるいに一回かけていました。これは工夫ですね。


posted by 瀬戸義章 at 22:36 | Comment(0) | 準備編2 「日本のゴミ事情」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。